インターネットから生まれる炎上とその後について思うところを書きます。
日々、色々なことから炎上が生まれるわけですが、これの理由とその後について考えてみます。
そもそも炎上の定義が必要なので、Wikipediaから引用します。
炎上(えんじょう、英: Online shaming)とは、インターネット上において、不祥事の発覚や失言・詭弁などと判断されたことをきっかけに、非難・批判が殺到して、収拾が付かなくなっている事態や状況を指す。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授の山口真一は著書の中で確立した定義は存在しないとしつつ、人物ないし企業が発した言動や行為に対して、インターネット上で批判的な発言が多数寄せられることと定義づけている[1]。損害は心理的、経済的なものが発生しうる[2]。
今回は以上の定義の上での話です。
結論:炎上はいつか風化するので、何かしらの課題点を整理するか全く触れないことを推奨する。
炎上の理由
そもそもなぜ炎上するかと言うと、現代のSNSにおいて問題が急速に拡散されるという側面があります。
不祥事やトラブルなどは以前からたくさんあったわけですが、匿名性のある通報が広まったおかげで、炎上が起こりやすくなっているし、拡散も速いということです。
炎上につながるのは、悪いことは許さないという思想を持っている人が一定いることがあると思います。
もちろん、そのこと自体はいいことですが、一方で炎上からデマ情報が拡散される危険性もあることは留意すべきです。
炎上の種類
炎上には2種類あると考えます。
1つは法的にアウトな場合。
これは法律によって処罰がされます。
もう一つは法的にはセーフでも、モラル的にアウトという場合。
この場合は、問題を起こした人物なり企業は一時的にダメージを受けますが、いづれ風化します。
例えば、法政大学を馬鹿にして炎上したwakatte.TVは該当の動画は低評価がたくさんつきましたが、今では何事もなかったかのように活動しています。
www.finance-accounting-value.com
化学メーカーのカネカも転勤にまつわる処遇の問題で話題になりましたが、3ヶ月経てばほとんどの人が忘れてしまうでしょう。(逆に問題を起こしたから、今後は改善されるだろうと考える人もいるでしょう。)
www.finance-accounting-value.com
炎上のその後
上記を考えると、法的にアウトならば、法が企業や個人を裁く。
そうでないなら、いづれ風化すると考えます。
となると、私たちが炎上から学ぶことはあるのでしょうか。
飲食店の従業員が不適切な動画を公開し、同じようなことが別の外食チェーンでも起こるということから、炎上を他山の石とするのが学ぶことの1つです。
そうでないなら、情報としては不要だと思います。
もちろん、悪いことは悪いこととして捉える必要はありますし、不正を野放しにすべきではありません。
自分が通報する側でないなら、ネガティブな情報を必要以上に集めることはないと思います。
なぜなら世の中には炎上マーケティングという意図して炎上を起こすケースもあるからです。
こう考えると、炎上にも様々な側面があります。
炎上対策を教える企業もあるぐらい、あらゆるところにお金が動く要素があるのです。
情報過多な時代だからこそ、情報を見極める必要があります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。