スーパーの1日の売上ってどれくらいなんだろうという疑問を解決します。
毎日ではないですが、週に3回以上はスーパーを利用する経理マンです。
今、使っているのはライフコーポレーションなのですが、大阪にはたくさんのライフがあります。
ライフの1日あたりの売上ってどれくらいなんだろうと思い、IR資料などから調べてみることにしました。
かつて使っていたトーホーや関西スーパー、業務スーパーについても調べてみます。
結論:1日あたりの売上はライフが一番多かった
短信・有報・IRから推定
今回調べてみるのは、ライフ、トーホー、関西スーパー、業務スーパーの4社です。
4社とも上場しているので、売上・利益などは全て開示されています。
今回は、最新の本決算時のデータを使い、1日あたりの売上を見てみます。
ライフ
まずはライフコーポレーション。
会長が高齢なのは、以前の記事で紹介しています。
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平成30年2月期のデータによると、大阪府の店舗数は118で、年間の売上は268,635百万円となっています。(大阪府の店舗が一番多い)
つまり、1店舗あたりが22億76百万円で、1日あたりが632万円となります。
全都道府県ベースでは、1日あたり678万円となっています。(全体の売上は6,582億円)
トーホー
次にトーホー。
全体の売上高は2,177億円。
通常のスーパーは35店舗しかないようです。
スーパー事業の売上は20,778百万なので、1店舗あたりが5億94百万円で、1日あたりが163万円となります。
ここまでライフと差があるのが驚きです。
新規出店の影響もあるのかもしれません。
関西スーパー
単体の売上は119,538百万円。(1,195億円)
関西スーパーは地域別売上として開示されており、
- 大阪:625億(37店舗、1店舗あたり16億89百万、1日あたり463万円)
- 兵庫:528億(27店舗、1店舗あたり19億55百万、1日あたり536万円)
- 奈良:22億(1店舗、1日あたり603万円)
となっています。
全体ベースでは1店舗あたり18億38百万、1日あたり504万円となります。
業務スーパー
業務スーパーの売上高は2,671億円で業務スーパー事業は2,366億。
全店舗が813店舗。
1店舗あたり売上は2億91百万、1日あたり80万円となります。
店舗数の割に売上はかなり小さい気がしますが、単純にスーパーとは比較はできないのかもしれません。
感想
今まで使ってきたスーパーの中で、一番安いなと思っていたのはトーホーでしたが、1日あたりの売上ではライフとかなり差がありました。
近所に対抗するスーパーがあるかという競合情報等は考慮していないので、これだけ差があるのかもしれません。
今まで当たり前に使ってきたスーパーでも、1日あたり600万売上があると思うとより身近に感じられるような気がします。
平均の客単価が仮に2,000円とすると、1日あたり3,000人のお客さんをさばいているという計算になります。
仮に16時間営業しているとすると、1時間あたりは188人が訪れている計算になります。
滞在時間は10分ぐらいとすると、30人ぐらいがレジに並ぶかなとも計算できます。
何でも数値化してみると、違った見え方が出てきて面白いなと感じます。
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タイトルとは少し違う方向になりました(開示資料を細かく調べたわけではない)が、色々な会社のビジネスモデルを考える練習になるかもしれません。
上場会社26社で調べてみました。(ライフの強さが際立つ結果に)
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これの発展として、成長性などがあるのは29社の内、どこかという記事です。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。