産業医面談って何だったのかという経験を語ります。
ネットを見ていると、電通がまた労基法違反をしたというニュースが飛び込んできました。
記事には、電通が労働に関わる部分をないがしろにしていたのではないかと思われるような内容が載っていました。
これを見て、会社での産業医面談を思い出したので書いてみます。
結論:産業医がいるからといって、意味があるとは限らない
電通のずさんな対応
日経の方には、産業医のうんぬんは書いていなかったので、朝日新聞の記事を紹介します。(こちらも全ては読めませんが、産業医の下りは書いてあります。)
記事の要約は下記です。
- 電通は2018年、36協定を超す違法残業が4回もあった。
- 最長で月156時間以上も残業させていた
- また安全衛生委員会に産業医をメンバーに入れず、労働側委員を半数というルールも守っていなかった
電通という会社は、本当に反省していないよなぁという感想です。
月に156時間残業って間違いなく、しんどいです。
肉体的にも、精神的に苦しいと思います。
19年は36協定違反はしていないと回答していますが、実態はどうなんだと疑いたくなります。
本当に信用できなくなります。
また安全衛生委員会のルールも破り、社員を駒としか見ていないのでしょう。
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ここまで来ると、もう転換点になるとは思えないです。
産業医の話
私も新卒で入った会社では、残業時間が多くなることが何度もありました。
36協定では最大で月80時間までの残業と定められており、特別条項として年6回まで月45以上の残業となっていました。
そして月に70時間以上残業した場合は、産業医と面談するというルールになっていました。
産業医とは会社と契約した医者で、月に1回ぐらい会社に来るイメージです。
産業医の面談時間は30分くらいだったと思います。
内容としては、雑談がメインです。
私も、残業時間が長くなってきて、メンタル的にう~んという状態の時に、ちょうど産業医との面談というタイミングがありました。
それとなく、しんどいということを伝えましたが、帰ってきた返事は根本的な解決策とは程遠いアドバイスでした。
正直言って、がっかりしましたが、産業医の先生も仕事です。
問題は起こしたくないに決まっています。
何事もなく、時間を過ごせば、報酬が貰えるのです。
もちろん、産業医にも色々な方がいるのでしょうから、一概には言えませんが、産業医だからといって、親身になってサポートしてくれるわけではないということです。
本当にしんどければ、自分で病院に行ってほしいというのが、会社の本音なのかもしれません。
しんどくなってくると、正常な判断というのが出来なくなる瞬間があると思うので、辛い時は我慢せずに病院に行くなり、有給をとりましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。