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【就活】東京・大阪以外の化学メーカーはここだ!就職四季報から抜粋してホワイト企業を探す【YouTube動画あり】

【就活】東京・大阪以外の化学メーカーはここだ!就職四季報から抜粋してホワイト企業を探す

【就活】東京・大阪以外の化学メーカーはここだ!就職四季報から抜粋してホワイト企業を探す

本社所在地が東京・大阪以外の化学メーカー47選

本日は、化学メーカーの本社所在地がテーマです。

東京と大阪に会社が集中しているので、それ以外の会社を就職四季報の総合版(青)と優良・中堅版(緑)から探します。

その47社についてホワイト度を調査し、紹介します。

やはり東京や大阪が本社の会社に目が行きがちですが、意外にもそれ以外の会社でも働きやすい会社はあります。 

知名度が低い分、上場会社だとしても競争率も低い可能性があります。

非上場の会社は、前回のランキングに登場している会社もあります。

www.finance-accounting-value.com

是非、最後までご覧下さい。

結論:47社をホワイト度で全部紹介

抽出の条件 

今回は就職四季報22年版の総合版と中堅版を使います。


就職四季報2022年版

業種が化学メーカーかつ本社東京と大阪以外の会社が47社見つかりました。

この47社を全て紹介します。(総合版:5社、中堅版:42社)

ホワイト企業度を5点満点で評価します。

評価ポイントは3つで、年間の有給の取得日数、平均年収、月間の残業時間です。

未回答の会社は0点として、回答している会社の上位3分の1に2点、中位の会社に1点、低位の会社に0点です。

6ポイント合計で、5点満点のランキングとします。

0ポイントと1ポイントの会社を一つ星、5ポイントと6ポイントを五つ星とし、後はポイントと星の数が同じです。 

一言コメントもつけています。

同じ都道府県での順番は☆が多い順で、同率は有給取得が多い順です。

 

都道府県別47社(北から順)

①北海道:1社

北海道曹達:☆☆☆

ガラス大手のAGCの連結子会社、苛性ソーダなどのクロルアルカリ製品を生産。

有給取得日数が多く、決算情報を過去10年分公開している点も良い。

 

②群馬:1社

群栄化学工業(上場) :☆☆☆☆

売上1,000億円超の工業用フェノール樹脂に強みのあるメーカー、採用人数も多い。

平均年収も高い方で、恐らく群馬では有名な会社。 

 

③埼玉:2社

KIMOTO(上場):☆☆☆

スマホなどのタッチパネル用のハードコートフィルムのメーカー。

有給取得がトップクラスの良さ、年収はやや低い方。

 

中央化学(上場):☆☆☆

樹脂製食品容器のメーカー、三菱商事の子会社。

残業時間が少ない。 

 

④神奈川:3社

東京応化工業(上場):☆☆☆☆

半導体製造で使われるフォトレジストに強みのある会社。

年収も高く、有給取得日数も多い。

文系の採用人数は少ないが、やや倍率は低い。

 

川崎化成工業:☆☆☆

エア・ウォーターの100%子会社で、世界有数のトータルキノンメーカー。

有給取得日数多め、100億以上の売上があり安定性あり。

 

パレス化学 :☆

工業用油剤のメーカー。

タイ・マレーシアにも拠点を持っている。

採用人数は少なめ。

 

⑤新潟:2社

熊谷:☆☆☆ 

プラスチックパッケージの製造販売を行う会社。

年収は非公開ながら、残業も少ない方で、有給取得も多め。

 

有沢製作所(上場):☆☆

プリント基板向け電子材料に強みの会社。

上場しているものの、指標は少し物足りない印象。 

 

⑥富山:1社

三光合成(上場):☆☆

工業用プラスチック成形品などのメーカー。

有給は取りやすいが、やや年収は低め。 

 

⑦石川:1社

伸晃化学:☆☆

プラスチック製の医薬品の容器を製造。 

有給のみの公開で、有給は取りやすいよう。

 

⑧福井:2社

日信化学工業:☆☆☆☆☆

信越化学の100%子会社。

有給も長く取れるし、残業も少ない、やはり親会社の安定性の力はすごい。 

 

日華化学(上場):☆☆

繊維加工用界面活性剤でシェア。

正に平均的な化学メーカーといった指標。

 

⑨長野:1社

大明化学工業:☆

水道用の浄水剤の大手メーカー。

有給取得が少ないのは残念。 

 

⑩岐阜:5社

未来工業(上場):☆☆☆

ノー残業で有名な、電設資材メーカー。

少ないながら意外にも残業はあり、有給取得日数もあまり多くはない。

ただし年間の休日が多いという噂、年収はまずまず。

 

リスパック:☆☆

岐阜プラスチック工業の子会社。

有給取得はこちらの方がしやすく、年収はこちらも非公開。 

 

ムトー精工(上場):☆

プラスチック成形が主力の会社。

指標は平均的で、年収がもうちょっと高ければという会社。

 

岐阜プラスチック工業:☆

樹脂製品のメーカー、産業資材が柱。

年収は非公開、残業・有給は平均レベル。 

 

三甲:☆

情報公開量が少ない、産業資材などの会社。 

非上場ながら売上規模はかなり大きく、採用人数もかなり多い。

 

⑪静岡:1社

和信化学工業:☆

老舗塗料メーカー、木材用が柱。

有給のみの公開で、普通レベル。 

 

⑫愛知:6社

アイカ工業(上場):☆☆☆☆

住宅建材のメラミン化粧板などを製造・販売。

全体的に指標が良い会社。

 

フタムラ化学:☆☆☆

包装フィルム材料のメーカー。

売上規模も大きく、有給取得も良い数字。 

 

ナトコ(上場):☆☆☆

中堅塗料メーカー。

JASDAQ上場で年収もまずまず。 

 

アイセロ:☆☆☆

セロファン加工からスタートし、防錆フィルムなどのメーカー。

かなり残業時間が少ないが、年収は非公開。

 

イノアックコーポレーション:☆☆☆

ポリウレタンフォームの会社、非上場ながら売上規模は1,800億円超とかなり大きい。 

有給取得は平均レベルも、それ以外はまずまず。

倍率も規模からすると低い気がする。

 

竹本油脂:☆

ゴマ油に強さを持つメーカー。

情報公開の姿勢は悪く、点数がなしに。 

 

⑬三重:2社

イーテック:☆☆☆

JSRの100%子会社で、建築・土木・産業資材用の材料などを製造。

有給取得はかなり多め、年収もまずまず。

 

オキツモ :☆☆☆

機能性塗料メーカー。

年収はやや低いが、働きやすそうな会社。 

 

⑭京都:2社

第一工業製薬(上場):☆☆☆☆☆

工業用薬剤に強みのメーカー。

全て高水準で6ポイントだったホワイト企業。 

 

三洋化成工業(上場):☆☆☆☆☆

日本触媒との合併を中止したことでも有名な、紙おむつ用の高機能性樹脂のメーカー。

www.finance-accounting-value.com

残業時間が驚異的に短い、ただし有給は平均レベル。 

年収も高い。 

 

⑮兵庫:9社

MORESCO(上場):☆☆☆☆☆

ハイテク油剤の総合メーカー。

どの指標も満遍なく良い。

 

丸尾カルシウム(上場):☆☆☆

その名の通り、工業用カルシウムのメーカー。

有給取得日数がかなり良い。 

 

メック(上場):☆☆☆

電子基板向けの薬品を製造。

採用人数は少ないが、利益率の高いメーカー。

 

ケミプロ化成(上場):☆☆☆

添加剤に強みを持つメーカー。

残業時間は少ないが、やや年収は低い。 

 

川上塗料(上場):☆☆☆

三井物産系塗料メーカーで、特に二輪車用塗料に強み。

残業時間はかなり少ない。 

 

神戸天然物化学(上場):☆☆☆

有機化合物をキーに、バイオ事業も展開。

少し有給取得は少なめ。 

 

石原ケミカル(上場):☆☆

金属表面処理剤のメーカー。

やや残業時間は多めだが、それ以外は良い。 

 

フジプレアム(上場):☆☆

ディスプレーやタッチパネルが主力の会社。

残業は少ないが、有給と年収がちょっとオススメ出来ないレベルで低い。 

 

赤穂化成:☆

にがりに力を持つメーカー。 

残業が多めなのは心配。

 

⑯岡山:1社

北原産業:☆☆

プラスチックや食品容器のメーカー。

残業時間は少なめ、年収は非公開。 

 

⑰広島:4社

戸田工業(上場):☆☆☆☆☆

酸化鉄メーカーでTDKと資本業務提携。

指標はどれも優秀で6ポイント満点。

 

ヤスハラケミカル(上場):☆☆☆☆☆

2部上場のテルペン化学品メーカー。

残業も少なく、有給取得日数も多め、ただし採用人数は少ない。

 

エフピコ(上場):☆☆☆

食品トレー・弁当容器の最大手。

有給は普通レベルも、年収高め、残業も少ない。 

 

アオイ化学工業:☆ 

土木工事用化学資材がメイン。

有給のみの公開。 

 

⑱香川:2社

四国化成工業(上場):☆☆☆☆

化学品と建材が二本柱。

全般的に優秀な指標、利益率も優秀。 

 

伏見製薬所:☆☆☆

工業薬品・医薬品メーカー。

年収は非公開ながら、残業時間はトップクラスの短さ。 

 

⑲宮崎:1社

旭有機材(上場):☆☆☆

旭化成が30%を持つ会社。

配管材料と樹脂材料が柱。

有給取得日数多め。

 

都道府県で見ると?

一番多かったのは兵庫で9社、次が愛知の6社、岐阜の5社と続きました。

北海道を含む東北エリア、九州エリアには少なく、中部に多かった印象です。 

そして関東エリアも意外にも少なく、比較すると関西の方が会社が多くなっていました。

採用実績を見ると、その地方の国立大学から採用しているケースもありますが、もちろんそこからしか取らないということはないはずです。

就活で大事なのは、色々な選択肢を持っておくことだと思います。

私も就活時には5月の終わりくらいに持ち駒がほとんどなくなって、焦ったのを覚えています。

そこから探した会社は、就活の後半でもまだ採用が終わっていない中堅の会社です。

今から考えれば、もう少し企業研究をしておけば良かったと思います。

 

まとめ 

本日は、東京と大阪以外に本社がある化学メーカー47社を紹介しました。

まとめると、

  • 就職四季報総合版と中堅版から東京・大阪以外の会社を抽出
  • その会社を都道府県毎に紹介し、ホワイト度も全て紹介
  • 有給取得、年収、残業でホワイト企業を判定
  • 東京大阪以外なら倍率が低い可能性もあり、選択肢を持っておくと良い

都道府県という切り口で見てみると、今までとは違う見方になりました。

その中でも当然ながら、ホワイト企業もあればそうでない企業もあります。

次回は化学メーカーではなく、他のメーカーについても調べてみようかと思います。

就活当時は化学がホワイトと考えていましたが、そもそも他のメーカーだったらどうなるのかという視点です。

次回の記事もお楽しみに。 


就職四季報 優良・中堅企業版 2022年版

 

動画版はこちら

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ここまでお読みいただきありがとうございました。