怠惰な経理マンの日常(MCバトル結果まとめ他)

アラサー起業した経理マンの日常をつらつらと(※本サイトにはプロモーションを含みます。)

【経理マンの残業時間】上場会社・上場会社の子会社・ベンチャーの残業時間比較

【経理マンの残業時間】上場会社・上場会社の子会社・ベンチャーの残業時間比較【動画あり】

【経理マンの残業時間】上場会社・上場会社の子会社・ベンチャーの残業時間比較【動画あり】

経理マンの残業時間がどれくらいか、上場会社・上場会社の子会社・ベンチャーの3社で比較します。

月間の平均残業について、3社の経験を基に比較します。

そして残業が多い理由、残業の減らすためにどうするかを書きます。

私のキャリアは以下となります。

1社目:上場会社で経理を3年

2社目:上場会社の子会社で経理を4.5年

3社目:ベンチャーの経理を8ヶ月 

動画で見たい方は記事の一番最後に動画をつけていますので、よろしくお願いいたします。 

似たような記事として下記があります。(下記の記事では平均40時間と算出していました)

www.finance-accounting-value.com

 

結論:上場会社の時が一番残業が多かった

月間の残業時間

月間の平均残業時間をそれぞれ書きます。

最初に断っておくと、新卒で入社したメーカーでの3年は残業時間を把握をしていませんでした。

残業額は分かるので、程よい単価で割って計算した予想です。

①上場会社経理

月平均約50時間(多い月80時間、少ない月20時間)

※残業申請した時間で、実際はもっと残業していました。

②上場会社の子会社経理

月平均20時間(多い月50時間、少ない月0時間)

③ベンチャー経理

月平均25時間(多い月30時間、少ない月10時間)

※8ヶ月しか在籍しなかったので、あまり参考にならないかも

 

以上の結果、上場会社の時代が一番残業をしていて、多い月は80時間(プラス申請していない分20時間くらい?)となりました。

 

なぜ残業が増えるか

単純に上場会社はやることが多く、残業しないと終わらないのがメインの理由です。

上場会社には短信や有報などを作成する義務があります。

また業績拡大を目的としてM&Aなどを実行すれば、子会社が増えその分資料作成の手間や連結作業の手間がかかります。

これが上場会社で残業が多い理由です。

その他に、総会対応やIR対応などで、細かい数字を把握しておくことが重要になるので、様々な分析が必要という側面もあります。

 

どうすれば残業が減るか

自分自身の経験を踏まえ3つ紹介します。

①慣れが業務を早くする

②締め切りを意識して、どこまで終わらせるかを決める

③早めのフィードバックを貰い、完璧を目指し過ぎない

それぞれ説明します。

 

①慣れが業務を早くする

1年目と2年目なら、2年目の方が残業が少なく、3年目はもっと残業時間が減りました。

経理の業務は、同じことの繰り返しが多いので、慣れることによって、作業時間が減る可能性があります。

また、同じことを繰り返すので、非効率な部分が分かり、業務の改善につなげやすいという側面もあります。

最初は時間がかかっていたことも、業務を理解することによって作業時間が減るのです。

 

②締め切りを意識して、どこまで終わらせるかを決める

今日、どこまで進める必要があるかが分かれば、ずっと会社に残る必要はありません。

例えば、短信であれば、開示する日や取締役会などの会議の日は決まっています。

そこから逆算して、今日はここまで進めるという予想をしておくことが重要です。

そしてもう一つ重要なのは、上司と締切や優先順位をすり合わせておくことです。

例えば、自分は金曜日までと思っていた資料が、水曜には必要となれば、焦って進めることになり、ミスも増えるでしょう。

共通認識を持っておけば、このようなことにはなりません。

 

③早めのフィードバックを貰い、完璧を目指し過ぎない

当然、仕事は完全・完璧を目指します。

しかし、フィードバックの機会は早めに設定しましょう。

自分の判断で進めて、実はダメだったというのが最悪です。

自分の作業時間が無駄になったという、精神的なダメージまで発生します。

上司や関係のある人には、早めにフィードバックしましょう。

自分の自信のない部分こそ、先に相談し、後で困ることのないよう準備しましょう。

 

残業を減らすのは、簡単ではありませんし、会社全体で取り組むべきことだと思います。

会社が動かないなら、自分で動くしかないのかもしれません。

早く残業がない世界がやってきてほしいですね。


「残業しないチーム」と「残業だらけチーム」の習慣 (Asuka business & language book)

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。