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【就職四季報】就職四季報緑版(優良・中堅企業版)の活用法と非上場化学【YouTube動画あり】

【就職四季報】就職四季報緑版(優良・中堅企業版)の活用法と非上場化学

【就職四季報】就職四季報緑版(優良・中堅企業版)の活用法と非上場化学

就職四季報緑版(優良・中堅企業版)の活用法

本日は就職四季報の優良・中堅企業版を紹介します。


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私は10年前の就活時には総合版(青版)しか見たことがありませんでした。

www.finance-accounting-value.com

今回、初めて緑版を購入して情報を見ると、ホワイト企業を探すためにぴったりの本だったので、注目ポイントを紹介します。 

就活だけでなく、転職時にも役立つと言える本です。

4,600社のデータがあれば、自分の重視する条件を満たす会社がきっと見つかると思います。

総合版だけでなく、中堅企業も見ればより安心感が増すはずです。

私は就活時にはこんな社会人になりたいという明確なビジョンがありませんでした。

そんな迷いがある方に、特に見てほしい内容となっています。

最後に紹介した切り口を使って、非上場の化学メーカーでホワイトな会社を探します。

是非、最後までご覧下さい。

結論:特に非上場の会社の情報を集めるのに有効

大前提 

最初に前提からお話します。

就職四季報は東洋経済新報社から出版されている本で、企業への調査表を依頼して回答してもらうという形式です。

項目はたくさんありますが、例えば平均年収や採用予定人数、有給取得の平均日数などがあります。

大切なポイントは、情報を公開しようとしていない企業は優先度を下げるべきということです。

残念ながら特定の情報を公開しないという企業もたくさんあります。 

その中には平均残業時間という項目もあります。

これを公開した会社は4,600社中、約半数の2,300社です。

ただ、残業時間は労務管理という労働時間の管理という観点で把握していないわけがない項目です。

つまり、残業の数字としては持っているはずなのに、公開しようとしない会社が大半ということです。

こんな会社信用出来るでしょうか?

就活生には履歴書やES、テストなどで様々な情報を要求する一方で、恐らく都合が悪いから自分達に不利になる情報を公開しようとしない会社があるのです。

これからの時代に情報を隠す姿勢がある会社は、成長性が低いのは明白です。

 

①業種はどうなっている?

ここから活用ポイントについて紹介します。

掲載されている4,600社の業種はどのような分布かを確認出来ます。

総合計と一番大きい小分類を紹介

  1. マスコミ・メディア:150社(テレビ 50社)
  2. コンサル・リサーチ:60社(コンサル 50社)
  3. 情報通信・ソフト:300社(システム・ソフト 280社)
  4. 商社・卸売業:660社(同)
  5. 金融:200社(信用金庫 70社)
  6. メーカー(電機/自動車/機械):750社(機械 300社)
  7. メーカー(素材/身の回り):1,050社(化学 220社)
  8. 建設・不動産:520社(建設 340社)
  9. エネルギー:30社(電力・ガス 20社)
  10. 小売:350社(その他小売 130社)
  11. サービス:560社(その他サービス 250社)

単純な会社数だと、メーカーが1,800社(40%)でトップ、次に商社等660社、3位に建設不動産となっています。

メーカーの中では機械が一番多く、化学、金属製品、食品・水産と続きます。

緑版は優良企業や中堅企業を紹介しており、大手以外のメーカーが一番人を欲しているとも言えるでしょう。

超雑に考えるなら、就活生の4割がメーカーに就職またはエントリーするです。

 

②採用人数は?

回答があったのは4,600社中、3,000社。

21年4月入社予定の人数の情報となります。

採用人数で一番多いのは10~19名採用で790社(26%)ほど、次が5~9名で640社(21%)となっています。

19名以下を合計すると全体の70%となっており、20名以上は少数派です。

ちなみに、1,600社は人数を非公開としています。

こんな情報ですら公開しないという不思議なスタンスです。

 

③残業時間の平均は?

月間の残業時間の分布もあります。

回答数は、2,300社。

ホワイト企業は月20時間未満の残業と言ったところでしょう。

残業が最も少ない10時間未満は520社(22%)、10時間以上~20時間未満は1,000社(44%)です。

20時間以上~30時間未満が600社(26%)です。

私も社会人になり、月間80時間残業したこともありますが、間違いなく残業は少ない方がいいです。

特に会社と家が離れている場合は、通勤時間で自由な時間がなくなるので、肉体的や精神的に疲れます。

また、仕事の内容も重要で、「こんな仕事やっても意味ないな…」なんて思う仕事を残業でやるのは最悪です。

月30時間以上残業がある会社は、労働環境として良くないでしょう。

それでも情報を公開するだけ、勇気はあるとは言えます。

ホワイトなのは1,500社程度です。

 

④有給取得の平均は?

有給の取得の情報もあり、非常に便利です。

回答数は2,600社。

16日以上の取得出来る超ホワイト企業は140社(5%)、14日以上~16日未満は240社(9%)、12日以上~14日未満は570社(22%)です。

それ以下だと日本の会社の平均とされる10日に近いので、割愛します。

ホワイトなのは約950社です。

ちなみに有給取得日数トップ100には化学の業種で7社が該当していました。

 

⑤平均年収は?

年収という大事な情報も押さえましょう。

回答数は2,700社です。

500万円以上~600万円未満は950社(35%)と一番多くなっています。

次いで600万円以上~700万円未満が700社(25%)です。

700万円以上~800万円未満でグッと減って260社(10%)となります。

600万円以上の会社が1,080社あります。

 

現実として上場企業だったとしても、平均年収が400万円未満の会社もあるので、業種や規模をしっかり確認しましょう。

逆に非上場でも、平均年収800万円超えの化学メーカーもあります。

 

さらに倍率という情報もあります。

上場会社でも倍率が2倍や5倍という、競争率が比較的低い会社もあります。

ちなみに5倍の会社は5名応募して1名文系を採用の会社で、有給も16日以上とホワイト企業でした。

 

⑥都道府県別に見ると?

都道府県で見るとどうなっているか見てみます。

  1. 北海道・東北:210社(北海道 90社)
  2. 東京都:1,830社(同) 
  3. 関東:440社(神奈川 200社)
  4. 中部:770社(愛知 320社)
  5. 大阪府:590社(同)
  6. 近畿:290社(兵庫 150社)
  7. 中国・四国:270社(広島 90社)
  8. 九州・沖縄:220社(福岡 110社)

やはり東京に一極集中しています。

次が大阪、愛知と続き、神奈川、兵庫、福岡、静岡が100社超えです。

就活にはお金がかかるので、取捨選択が難しいですが、会社の優先度を分析して臨みましょう。

私も大阪をメインに就活して、東京で説明会だけとなると参加を諦めていました。

 

⑦非上場のホワイト化学

就職四季報を見て、化学メーカーで非上場のホワイト企業を探してみます。

非上場の会社は53社記載されています。(都道府県別にもうちょっとあるはず)

数値については公開出来ませんので、詳細は本を購入して頂ければと思います。

重視するのは、有給取得日数・残業時間・平均年収です。

それぞれ優秀な会社に2ポイントでランキングを作成し、働きやすい27社の社名だけ紹介します。

6ポイント:1社のみ

  • 富山薬品工業

 

5ポイント:4社

  • 三井化学アグロ
  • コバヤシ
  • イーテック
  • 日信化学工業

 

同率は平均年収が大きい順としています。(年収非公開なら残業時間の少ない順)

 

4ポイント:7社

  • ポリプラスチックス
  • 川崎化成工業
  • エーピーアイ コーポレーション
  • イチネンケミカルズ
  • 川研ファインケミカル
  • 水谷ペイント
  • 小野田化学工業

 

3ポイント:15社

  • 宇部エクシモ
  • 中興化成工業
  • キシダ化学
  • カツロン
  • 北海道曹達
  • 東特塗料
  • 阪本薬品工業
  • 伏見製薬所
  • DSP五協フード&ケミカル
  • アイセロ
  • 富士化学
  • ハイモ
  • 熊谷
  • フタムラ化学
  • JNC

 三井化学アグロなど社名からも分かるように、上場会社の子会社であるケースもいくつかあります。

残業時間など一部のデータだけ見れば親会社よりも優れている部分もあり、自分の大事にしたいポイントが重要です。

 

チャンスは無限大

最後に新卒での就活の可能性について語ります。

これだけ多くの会社から選択出来るチャンスは中々ありません。

勤続年数などが長い会社はホワイト企業だからこそ辞める人が少なく、中途での採用がほとんどないことがあります。

自分に転職の意思があっても、受け入れてくれる良い会社があるとは限らないのです。

しっかりと自分の重視するポイントを決め、優先度を考えながら企業選びをしましょう。

客観的なデータを基に判断をすれば、後悔も少ないはずです。

四季報のデータが必ず正しいのかという点はありますが、まずは内定を取ってから悩めば良いことです。

もちろん、就活が全てではありませんのであまり張り詰め過ぎないようにしましょう。

 

まとめ 

本日は就職四季報緑版の優良・中堅企業の活用法を紹介しました。

まとめると、

  • 就職四季報緑版には4,600社の情報がある 
  • 前提として情報を公開しないのは最悪
  • 業種ではメーカーが最多で機械、化学、金属製品の会社が多い
  • 採用人数は19名以下が7割の2,100社
  • 残業時間が20時間未満の会社が1,500社
  • 有給を12日以上取れる会社が950社
  • 所在地は東京に4割の1,800社
  • 非上場の化学メーカーで働きやすそうな27社を紹介
  • 就活のチャンスは幅広い

本当に就活当時に、この本が欲しかったなと思うレベルの面白さでした。

会社の業績についても3期分あるので、知らない会社を調べたり、転職する際にも使えるいいデータとなります。

上場会社なら決算などの公開情報がありますが、非上場なら情報ソースが少なく、このような書籍を活用するのも大いにありだと思います。


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動画版はこちら

youtu.be

ここまでお読みいただきありがとうございました。