22卒の就活生のためのホワイト優良な金属製品メーカーの紹介
本日はホワイトな優良・中堅の金属製品メーカーを紹介します。
前回は機械メーカーでした。
www.finance-accounting-value.com
今回も就職四季報22年版の緑(優良・中堅)を見て、ホワイトで働きやすい会社を紹介します。
結論:ホワイトな金属製品メーカー7社+αを紹介
今回のルール
今回は就職四季報緑版の金属製品メーカーを見ます。
金属製品のカテゴリで93社ありますが、ここから有給休暇日数が10日(日本の平均)に満たない会社をまず落とします。
これで60社になります。(上場会社:25社、非上場:35社)
ここからいつも3つの項目でホワイト度を図り、優秀な会社だけ紹介します。
要素は有給休暇の平均取得日数、平均年収、月間の残業時間です。
超優秀(上位約10社)な会社に2ポイント、やや優秀な会社に1ポイント、それ以外の未回答を含む会社は0ポイントです。
6ポイント合計で、4ポイント以上の会社7社を紹介します。
ランキング発表
早速ランキング発表です。
ポイントが同点の場合は有給休暇日数が多い順とします。
社名の後に本社所在地を記載。
一言コメントもあります。
総合ポイント6点:2社
日本フイルコン(上場):東京都稲城市
製紙用ワイヤーで国内トップシェアの会社。
海外売上比率は3割、新しいことに挑戦したい人を募集。
残業時間も少なめで良い。
売上247億円
当期純利益△4.5億円
オチアイ:東京都江東区
工業用ファスナーの専門メーカー。
隠れた優良会社。
驚異的な残業時間の少なさは、日本全体で見てもレア。
欲を言えば年収がもうちょっとあればとも思う。
しかし非上場で倍率も低めで、かなりのホワイトな会社。
売上規模は90億円ほど。
総合ポイント5点:1社
パウダーテック(上場):千葉県柏市
コピー機に使われる電子写真用キャリアで国内最大手。
指標は全体的に良く、特に年収と有給が◎
採用人数は少なめだが、当期純利益率が10%超えと収益性の高い会社。
売上107億円
当期純利益10.9億円(利益率:10.2%)
総合ポイント4点:4社
中央可鍛工業(上場):愛知県日進市
鋳造製品のメーカー、トヨタグループが主要顧客
採用実績が21年は激減。
残業はやや多いが、それ以外は優秀なメーカー。
売上315億円
当期純利益11.5億円(利益率:3.7%)
日鉄建材:東京都千代田区
日本製鉄の100%子会社で建築・土木用の鉄鋼製品のメーカー。
有給取得日数が特に良い。
採用実績は福岡の大学が多いのは偶然?
売上規模は1,200億円ほど。
エム・エムブリッジ:広島県広島市
橋梁(きょうりょう)という横浜ベイブリッジなどの橋を作る会社。
宮地エンジニアリング51%、三菱重工業49%の比率。
年収がこの60社の中でダントツの1位。
やや残業が多めな点を除けば完璧。
売上:228億円
当期純利益:11.9億円(利益率5.2%)
JFEコンテイナー(上場) :東京都千代田区
JFEスチールの連結子会社で、石油・化学向けのドラム缶に強み。
海外は中国主体で4つも拠点あり。
年収も高く、有給も取りやすい。
採用人数もまずまずの多さ。
売上298億円
当期純利益16.7億円(利益率:5.6%)
3ポイントの会社:13社(社名のみ)
三和ニードル・ベアリング:有給◎
兼房(上場):年収◎
上板塑性:残業◎
JFE継手:満遍なく◯
駒井ハルテック(上場):年収◎
東邦シートフレーム:残業◎
ナパック:残業◎
福井鋲螺:残業◎
天龍製鋸(上場):残業◎
横森製作所:年収◎
イワブチ(上場):残業◎
スガツネ工業:残業◎
長谷川工業:年収◎
有給取得日数だけで選ぶならトップ5
中央可鍛工業:4P
日本フイルコン:6P
日鉄建材:4P
平和発條:2P
東京製綱:2P
年収だけで選ぶならトップ5(年収非公開16社/60社)
エム・エムブリッジ:4P
パウダーテック:5P
三晃金属工業:2P
JFEコンテナー:4P
デンロコーポレーション:2P
残業の少なさだけで選ぶならトップ5(非公開3社/60社)
オチアイ:6P
ナパック:3P
福井鋲螺:3P
日発精密工業:2P
東邦シートフレーム:3P
まとめ
今回紹介の7社のリストです。
日本フイルコン(上場):東京→6P
オチアイ:東京→6P
パウダーテック(上場):千葉→5P
中央可鍛工業(上場):愛知→4P
日鉄建材:東京→4P
エム・エムブリッジ:広島→4P
JFEコンテイナー(上場):東京→4P
化学や機械と比べると、金属製品はホワイトがやや少ない印象でした。
企業間の差が大きく、上場会社でも赤字の会社もあるなど企業選びを慎重にするべきとも言えるかも(化学みたいに大体ホワイトとは言えない)
次回は商社・卸売業を紹介予定です。
動画版はこちら
ここまでお読みいただきありがとうございました。