組織が大きくなると、面倒なことが増えるけど、これからどういう組織がいいのかという話です。
中堅ぐらいの大きさから、中小レベルの会社に転職した経理マンが考える組織の大きさとコミュニケーションの関係についての話です。
新卒で入った会社と、転職した会社を比較すると、社員数が大きく違っていました。
転職先では、比較的小さい組織で人数も少ないため、経理では広く浅くが求められました。
社員数の違いは、コミュニケーションにおけるコストも変化させると思います。
本日は、組織が大きいと非効率だよなぁという話です。
結論:大きすぎる組織ではコミュニケーションコストがかかる、調整役に価値はなくなる
組織が大きいと、ルートが複雑化する
新卒で入った会社で思ったことは、組織の人数が増えると、当然部署の数も増えて調整が面倒だなぁということです。
メーカーだったということもあるかもしれませんが、本社と工場で調整をする、本社の中にも営業と技術がある、それぞれの部門にも担当役員や部長や課長など様々な人がいました。
一番楽なのは、社長に言って、社長から部門に展開してもらえればいいのでしょうが、当然のことながら、社長に直接なんて言えません。
結果として、様々な部門の人を納得させなければならないことになります。
稟議書を回そうと思うと、最終承認までが長くなってしまいます。
これが私の経験した中堅レベルの会社でもそうなので、トヨタ自動車のような超巨大企業なら、社内調整だけで一日が終わりそうです。(一日と言わず一週間以上かもしれません)
このような社内調整というのも、社会人のスキルの一つであることは間違いありません。
しかし、このようなスキルは評価されなくなるのではと思います。
なぜなら、これからの時代は効率と成果が求められるからです。
このような社内調整に時間を使う余裕などなくなります。
少ない時間でいかに成果を上げるかということに、論点が変わっていくと思います。
じゃあどのような組織を選ぶべきか
年功序列制度も見直されようとしている時代なので、組織が大きければ安定とは言えなくなってくると思います。
加えて大企業では、その会社独自のルールがあり、そのルールの上で成果を残したとしても、それは再現性の低い成功と言えるかもしれません。
加えて、上述した非効率な社内調整が待っていると考えると、非常に憂鬱です。
転職も盛んになると考えれば、大企業というだけではファーストチョイスではなくなるのかもしれません。
ということは、大企業ではない中小企業で学ぶべきなのでしょうか。
これはある意味でイエスだと思います。
中小企業であれば、社内調整ということに悩まされる可能性は低くなります。
ただし、中小企業と言っても本当にピンキリで、古い考えが残っているままの企業というのもたくさんあります。
こういった企業では、成長を阻害する存在もいることでしょう。
会社の業種ベースで考えることは重要でしょう。
例えば、メーカーと商社なら、メーカーの方が頭が固いかもしれません。
マコなり社長も言っていましたが、テクノロジーを使って問題解決をしている会社の方が、より成長のチャンスはあるのかなと思います。
しかし、会社も生き物なので、どこかで大きく変わるものです。
今までに囚われずに、会社を見て、自分の道を考えることが求められるのかなぁと感じます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。