マコなり社長、年収チャンネル、識学がソース
最近、動画や本で読んで思ったことを書いてみます。
当たり前のように使っていたモチベーション、やる気という言葉ですが、 これは実は使わない方がいいという話です。
モチベーションが上がらないとか、やる気が出ないということは言葉にしたり、考えたりよくしてしまうのですが、これからは使わないようにします。
今一度、自分を振り返るための記事です。
結論:モチベーションとやる気という言葉は実態がない
モチベーション、やる気とは
論より証拠ということで、このことに気がついたきっかけを紹介します。
1つ目は年収チャンネルの動画です。
モチベーションの上げ方というタイトルなのですが、実際はモチベーションという発言をしている人間とは距離を置けという動画です。
簡単に動画を要約すると、
株本氏のストックサンでは、モチベーションは禁句である。
仕事において、成果物に対する対価がお金なので、そこにモチベーションが介在する隙間はない。
モチベーションという言葉を使って、それによって成果物のクオリティが上下するようなら、それはプロ失格(つまり報酬が成果物の質を規定している)
ビジョナリーカンパニーのやり方の一つとして、ビジョンに共感する人に対して、会社の価値を上げるために安い給料でやってというのはある。
経営者目線なら、適正価格よりちょっと高い給与なら、辞めるリスクが低くなりイニシアチブが取れる。
これが要約です。
確かに給与をもらって仕事をしているので、給与とは別のモチベーションという概念によって、成果物の質が変わるというのはおかしいように思えます。
当然ながら、会社は無駄なルールや作業を減らすという意味での働きやすさの追求をしないといけないとは思いますが、これは個々の従業員のモチベーションを上げるための行動ではないということでしょう。(会社としての効率性の向上)
マコなり社長編
もう一つがマコなり社長の動画です。
このマコなり社長の動画では実は気づいていないパワハラ発言の4位として、「やる気はあるの?」がランクインしています。
要約としては、
やる気というのは定義が難しく、雰囲気言葉である。
やる気の正体が分かったとして、やる気があるというのは基準点の話なのか不明だし、どこからがやる気がある状態なのかを定義はできない。
なぜこのような言葉を使ってしまうかというと、言う側の忍耐力がないからである。
やる気という曖昧な言葉を使って、正しく説明・解説することを放棄しているのである。
だから職場や日常生活でも、やる気という言葉を使ってはいけない。
この動画にはめちゃくちゃ頷いてしまいました。
少し年収チャンネルの動画とは方向性が違いますが、モチベーションという言葉もやる気という言葉もほぼ同義と言えるでしょう。
やる気という曖昧な概念を、明確な成果物を求められるような場所で使うことが間違っているのです。
会社で働いていると、確かにやる気あるのかなぁと思ってしまうような人がいたりもします。
もちろん、自分が何かを言って変えられるとも思っていませんし、別の部署だったりすることもあるわけです。
その人のパフォーマンスが低いのはやる気という概念のせいではないのでしょう。
結局はそのような人を働いている組織の問題であって、人が問題なのではなく、仕組みに問題があるのでしょう。
識学編
最後に識学の考え方でも、モチベーションは会社がコントロールするものではないという考え方があります。
これについては、以前紹介していますので、記事紹介だけします。
www.finance-accounting-value.com
正解というのは、日々変化していくものであるという前提ではありますが、今の所、モチベーション・やる気という2つの言葉は使わないようにしようと思っています。
会社に対しての不満がないという人は少ないでしょうが、その会社を選んだのもほとんどの場合自分です。
自分で変えられないと思ったなら、会社の愚痴を言うのではなく、別の環境を探すという方が精神的にもいいのかなと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。