先日の転職記事にいいねがたくさんついたので、求人票の話を。
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2015年ぐらいの話で、今と違う部分ももちろんあるはず。
①企業概要
- 代表者
- 設立年、従業員数、資本金、平均年齢
- 本社所在地と本社以外の事業所
- 関連会社
- 株式公開、外資比率、主な株主
- 連結の売上高と経常利益(前々期、前期、今期、将来)
→これは売上高のみの開示や、一切開示しない企業もあった。
②求人要項
- 仕事の内容
→担当する仕事の内容。
補足:経理には大きく分けて3種類の仕事がある。
単体決算(債権債務管理、固定資産、経費、計画作成)、連結決算、子会社管理、財務会計業務、監査法人対応などの会計
法人税、消費税、税務申告、移転価格などの税務
入出金、資金繰り、借入、デリバティブ、有価証券管理などの財務
もちろん、このように会計の人は会計だけやるということもなく、規模が大きくなければ全部関わる可能性もある。
- 配属先情報
部長(50代後半)、課長(40代前半)、課員3名という風に詳しく記載されることもあり、こちらの方が自分のポジションをイメージしやすい。経理部8名としか書かれないケースもある。
- 必要な能力・経験
必須や歓迎というように表現されることもある。
必須としては経理の実務経験で3年以上とか、連結決算経験などもあった。
歓迎としては他部門とのコミュニケーション能力や日商簿記2級以上などがあった。
求める人材像としては、「他部門との調整能力がある」や「分析だけに留まらず、解決策の提案能力がある」などがあった。
③勤務条件
- 想定年収:例400万~600万(ただし、経験・年齢・スキル等を考慮して決定すると記載されていることが多い。)
- 通勤手当・残業手当・退職金・寮・社宅の有無
- 就業時間:例8:30~17:30 所定労働時間 8時間00分
- 残業:有 月平均20h程度など
→残業は有るけど時間は書いてないという企業や、多い時は月70hという正直な企業もある。
- 休日:年間120日(土日祝と夏季と年末年始何日という記載が多い)
- 有給休暇(入社して半年経ったら何日で最高何日という記載が多い)
④選考内容
面接の回数と筆記試験の有無
→面接は2~3回で、筆記試験はSPIが多かった。
面接は1回目が人事担当と部門担当、2回目は役員面接で最終というパターンが多い。
新卒の就活以来のSPIなので、本で復習が望ましい。
⑤その他備考・企業からのフリーコメント
会社の特色などが記載されている。
- 会社の事業の強み
- 有給の仕組み
- 寮などの福利厚生について
- 教育制度
- 年収モデル
- 社風
⑥まとめ
こんな感じで求人票は記載されていた。
今の時代では、残業時間の少なさや働きやすい会社であることをPRしないと人が集まらないのではないか。
求人票を見ると、具体的な転職したい会社のイメージが湧いてくる。
転職エージェントに登録しても、求人票を見る中で気が変わりましたというパターンもあり得るし、気軽に登録だけしてもいいのかもしれない。