SNSなどでの主張のすり替えに思ったことを書きます。
SNS(私の場合はTwitterが多いです)を見ていると、バズっているツイートを見て、そのリプライなどを見ると、んっと考えるコメントが多いです。
これはYouTubeのコメント欄でも同様で、動画の趣旨とはズレているコメントも多いです。
当然ながらコメントやリプライは自由なので、こうあるべきという話はできません。
ただ、時として意図的に主張をすり替えているのではと思うことがあり、このことについて本日は書いていきます。
結論:本来の主張とは何か、一度立ち止まることも大事
主張のすり替えと詭弁
主張のすり替えの前に、詭弁についてのガイドラインというコピペがあるので、こちらを紹介します。
これを理解しておくと、ある主張がどのような意図を持っているのかが考えやすいと思います。
このコピペが正しいか正しくないかという議論ではありませんので、変だなと思う方は無視してください。
引用はニコニコ大百科より
「犬は果たして哺乳類か?」という議論をしている場合、あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して、否定論者が…
①事実に対して仮定を持ち出す
「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」
②ごくまれな反例をとりあげる
「だが、時として尻尾が2本ある犬が生まれることもある」
③自分に有利な将来像を予想する
「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」
④主観で決め付ける
「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」
⑤資料を示さず自論が支持されていると思わせる
「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」
⑥一見関係ありそうで関係ない話を始める
「ところで、カモノハシが卵を産むのは知っているか?」
⑦陰謀であると力説する
「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」
⑧知能障害を起こす
「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」
⑨自分の見解を述べずに人格批判をする
「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
⑩ありえない解決策を図る
「結局、犬が卵を産めるようになれば良いって事だよね」
11.レッテル貼りをする
「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」
12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す
「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」
13.勝利宣言をする
「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
14.細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」
15.新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」
この中でよくあるのが、主張が事実に基づいておらず、本人の思い込みによるものというのが多いような気がしています。
SNSでは日々議論と呼ばれるものが展開されていて、これが平和的に解決しているケースは少ないと勝手に思っています。
当然、それは議論ではないようなものも多いので、何かの答えを出すことが目的ではないケースの方が多いのでしょう。
YouTubeでもひろゆき氏(西村博之)や橋下徹氏の論破動画などを見ると、議論の末に相手が納得していることはほぼありません。
しかし、第三者からすると、明らかに論破されていると感じるのです。
論破することの是非は置いておいて、ひろゆき氏や橋下徹氏の「こうだから、こうだよね」という主張がスッと入ってくるのです。
これはテレビでも会社でも同様だと思います。
相手側も引くに引けないということなのだと感じます。
社会人については、以前も記事を書きました。
www.finance-accounting-value.com
今回、記事にしようと思ったのはとあるSNSでのつぶやきです。
とある分野のプロが、習得には〇〇時間かければ、いいところまで行くという趣旨を語って、それが第三者にキャプチャされていました。
そのツイートにいいねやリプライ、リツイートがたくさんされていました。
そのリプライには、この人はそう言うけど、別の〇〇ならそんなことないみたいなコメントがありました。(これも比較する意味がよく分からない)
キャプチャが悪いということではないのですが、ある一面だけを切り取ると、変な文脈になると常々思います。
そういった意味で発言しているわけではないのに、編集によって意図的に話が変わっていることもあります。
そもそもの発信者の意図と、それを引用する別の人間の意図は、当然ながら異なっていることもあるということは理解すべきなのでしょう。(同じこともあり得る)
マスコミによる取材が、引き出したい答えに基づいていることがあるように、それはYouTubeでもTwitterでも同様なのでしょう。
簡単に鵜呑みにすると、どこかで痛い目にあうのかなぁと思った経理マンでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。