最近、昔の世にも奇妙な物語を見ることにハマった経理マンが語ります。
YouTubeで世にも奇妙な物語を見ることにハマっています。
昔、自分が見たことがある作品や、初めて見る作品もあります。
子供の頃は、怖かった話も、大人になってから見るとそうでもないこともあります。
当然ながら、考え方も変化するのですが、今回はそんな世にも奇妙な物語と理不尽についての話です。
結論:当たり前だけど、人の考え方は変わる
世にも奇妙な物語
世にも奇妙な物語とは1990年から放送されているオムニバステレビドラマです。
ホラーや怪奇系の怖い話がメインですが、ギャグやコメディ、泣けるような感動系、シュールな内容の作品もあります。
今回、紹介するのはシンクロニシティという2016年の作品です。
ホラーとは少しズレるかもしれませんが、ちょっと嫌悪感を感じる表現があるので、苦手な方はここで読むのをおやめ下さい。(ネタバレも含んでいます。)
以下、公式サイトよりあらすじを引用します。
ある日、栄子は恋人からプレゼントされた時計のサイズを直すため時計店を訪れると偶然高校時代の友人、朱美に出会う。成人式以来の再会に喜ぶ二人。しかも時計を直しにきた理由に始まり、恋人の名前、彼氏とつきあい始めた日まで同じであることが判明する。そんな二人の会話をバーで聞いていたマスターがそれはシンクロニシティという現象であると伝える。偶然の一致が重なり興奮する二人だった。がある事に気付いた瞬間二人の顔から笑顔が消える。今日、8月7日は12年前の高校時代、二人も加担したいじめが原因で友人が自殺した日だった。さらに栄子たちに思いもかけない恐ろしい”偶然の一致”が襲いかかる・・・!
ここから簡単に話をまとめます。
二人はタクシーに乗り込もうとするのですが、そこで元担任の先生(男)と出会います。
3人でタクシーに乗り込み、元担任はナイフを持ち出すも、殺すつもりはないと発言。
友人が自殺したのは、先生の子供を妊娠したからだった。
ナイフを出した理由は不明だが、先生は友人が自殺した真相を話したかったよう。
先生と別れ、その後栄子と朱美は二人でタクシーにもう一度乗る。
そこでタクシーの運転手が娘を亡くした話をし始める。
娘が亡くなったきっかけは、二人が先輩に指示されて作った落とし穴が原因だった。
また、タクシー運転手の娘の命日に妻が亡くなっていた。
タクシー運転手は今日死ぬつもりと発言し、二人を載せたままトラックとぶつかろうところで物語は終了。
運転手は幸運なシンクロニシティと発言。
これがシンクロニシティのあらすじです。
私はこの話を見たことがなかったのですが、ストーリーは世にも奇妙な物語らしく面白い話だなと思いました。
ただ、一つだけ注文をつけるなら、最後に二人が犠牲になったのは理不尽だなぁと感じました。
結局は先輩に指示されて落とし穴を作ったに過ぎないので、タクシー運転手が果たすべき復讐はその二人の先輩だったのかなと思いました。
世にも奇妙な物語には、業が深い人が罰を受けるというある種のパターンがあるように感じます。
例えば、草彅剛氏が美容師になる話(13番目の客)だったり、中居正広氏のバスの話(不定期バスの客)だったり。
人として道を外れた人が、それがきっかけで不思議な世界に引き込まれてしまうストーリーとも言えるのかもしれません。
そう考えると、このシンクロニシティの主人公の女性二人は、確かに罪はあるかもしれませんが、より業が深いのは先輩だったように感じて、理不尽だなぁと思ったのです。
同じようにちょっと理不尽かなと思うのは、あけてくれという作品もそうです。
かなり要約すると、友人か恋人を選ばないといけない状況になってしまうという話なのですが、主人公は移動中に寝てしまっていたことがきっかけで、そのような状況に陥ってしまいます。
寝てただけじゃんという理不尽さを感じると、その作品の受ける印象も変わります。
これは自分が社会人になって、理不尽を感じる瞬間が多くなったからなのかもしれません。
同じ人間でも考え方は変わるのだから、それは他人でも同様でしょう。
いつまでも同じだと思って接すると、変化に驚いてしまうのかもしれないと思いました。
世にも奇妙な物語のあらすじを見ているだけでも、面白いなぁと思う経理マンでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。