物事の考え方で因数分解という視点が非常に大切だと、最近になって理解しました。
最近、コンサルの方が書かれた本を読んで思うことは、論理的に考えることが成功へ近づく道ではないかということです。
本日は、論理的に考えるためのツールとして、因数分解という言葉を紹介します。
結論:物事は因数分解することで、解決しやすくなる
因数分解とは
数学における因数分解は下記のことを指します。(引用Wikipedia)
数学における因数分解(いんすうぶんかい、英: factorization, factoring, decomposition[注釈 1]; 分解、因子分解)は、与えられた数学的対象を同種の(しかし普通はより小さいあるいはより平易な)別の対象—それは因数(factor; 因子、乗法因子、乗因子)と呼ばれる—の積として書き表すことを言う[注釈 2]。たとえば、15 という数は 3 × 5 という因数の積に分解され、多項式 x2 − 4 は (x − 2)(x + 2) という因数の積に分解される。
つまり、15=3×5やx2-4=(x-2)(x+2)というように、ひとつを二つ以上に分解することです。
この考え方は、数学だけに限らず、物事を捉える際にも有効です。
例えば、売上を上げるという要素を因数分解すると、以下の3つに分解ができます。
- 顧客を増やす
- 商品の値段を上げる
- 顧客の購入単価を上げる
こうして考えた上で、どれを重視するかによって方法は変わってきます。
例えば、鳥貴族という会社は原材料の高騰を理由に、商品の値段を上げました。
顧客がそのままであれば、売上は上昇したはずですが、値上げが受け入れられず、結果として顧客が減ってしまいました。
一方で、値下げをして、それ以上に顧客が増えれば、結果として売上が今まで以上になることもあり得ます。
売上を上げるということだけを考えるのではなく、要素に分解してどの要素から攻めるが良いかを考えるのが戦略です。
年収を増やすを因数分解すると
売上ではなく、個人の年収を上げるという要素を分解するなら
- 年収が高い仕事に転職する
- 副業などをして、収入源を複数持つ
- 今の会社で昇進して年収を上げる
という3つが思い浮かびました。
この時にもう一つ大事だと思うのは、なぜ年収を上げたいのかということです。
目標設定の理由がはっきりとしていれば、その取り組みの本気度が変わってくると思います。
年収を上げて、高い車が欲しいのか。
結婚して子供に不自由な暮らしをさせたくないのか。
海外旅行にいっぱい行きたいのか
会社に縛られずに生きたいのか。
因数分解の際には、課題解決の目的についても具体化することが必要なのかなぁと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。