思わずうなづいてしまうくらい納得したので、プロ経営者と呼ばれる松本晃氏の記事と言葉を紹介します。
該当の記事は下記からどうぞ。
少しだけ松本晃氏の経歴を紹介
- 1972年 伊藤忠商事株式会社入社
- 1986年 センチュリーメディカル株式会社 出向 取締役営業本部長
- 1993年 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル株式会社
(現ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
代表取締役プレジデント エチコンエンドサージェリー事業本部長 - 1999年 J&J代表取締役社長
- 2008年 J&J最高顧問
- 2008年 カルビー株式会社取締役
- 2009年 カルビー代表取締役会長兼CEO
- 2018年 RIZAPグループ株式会社代表取締役 COO
新卒で伊藤忠に入社し、約20年勤務した後、J&Jに転職。
J&Jで15年勤務し、社長も経験。
その後カルビーでも約9年社長を務める。
そしてRIZAPでも代表取締役COOに就任するも、1年で退任。
そんな松本氏の記事について、書いていきます。
①記事の要約
- 経営者は自分の次の社長を決めるべきではない
- 引退後に顧問などになって、会社に残って交際費を使ったりゴルフをするべきではない
- 上は3年で下を見、下は3日で上を見る(上司が部下を知るには3年かかり、部下は3日で上司を見抜く)
- 会社経営は駅伝のようなもの
- 次の走者が一生懸命走っているのに、「俺も、もうちょっと走れるから」と言って伴走してはいけない
②特に印象に残った部分
特に印象に残った部分は、引退後に顧問などになって、会社に残って交際費を使ったりゴルフをするべきではないと上は3年で下を見、下は3日で上を見るという言葉です。
たいていの会社には顧問という制度があります。
顧問とは、社長や専務などの偉い役職に就いた後のボーナスステージみたいなものだと思います。
顧問として部屋を用意してもらえることがあったり、報酬もそれなりに貰えるケースもあります。
ただし、近年はそういった顧問を排除する動きになっています。
顧問という不可解な制度が、他の社員のモチベーションを下げるというのもその理由ではないでしょうか。
そういった顧問は不要と、松本氏も語っています。
松本氏自身もJ&Jで最高顧問になり、顧問としての待遇を享受したことがあるようです。
そういう人が顧問を否定するのだから、説得力があります。
ただ上場企業の6割に相談役・顧問がいるという現状のようです。(2018年)
もうひとつの上司が部下を理解するよりもずっと早く、部下が上司を見抜くというのも面白いと思いました。
自分の部署に限らず、この人仕事できないなぁ~という瞬間って多いです。
新卒の時の、新入社員研修を仕切っていた人事の40代男性が、そんな感じだったのを覚えています。
社長はその最たる存在で、全員の上司なわけです。
社長自身が、自分に力がないとすぐ見抜かれると考えながら、動けばまた違うよなと思います。
終わりに
記事にもありましたが、松本氏は60歳で、お金には不自由しない状態でした。
それでもカルビーやRIZAPの経営に関わったのは、仕事が楽しいからという理由です。
モチベーションがお金ではないということも、成功の理由なのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。