怠惰な経理マンの日常(MCバトル結果まとめ他)

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【断捨離】服にも減価償却の概念を適用すると何でも捨てられる?

服にも減価償却の概念を適用すると捨てられる

【断捨離】服にも減価償却の概念を適用すると何でも捨てられる?

服を捨てたいけどどうしようと迷った時には、数字として捉えると捨てやすいのかもという話です。

最近、引っ越しをして収納スペースが減った経理マンです。

断捨離を兼ねて、あまり着ていない服や、何年も着続けた服を処分しています。

その時に思ったのは、そもそも服ってどれだけの期間(回数)使い続けるものなんだろうということです。

本日は、服を捨てるために数字で見てみようという話です。

結論:服も消耗品なので、どこかで捨てるために数字を意識する

服にも減価償却の理論を 

まずは減価償却について簡単に説明します。

ざっくり言うと、減価償却とは固定資産って使える期間があるから、期間毎に費用計上しようねという考え方です。

以前も書いた気がしますが、例えば100万円の車を購入したとして、固定資産に計上します。

固定資産というのはBS(貸借対照表)の勘定なので、PL(損益計算書)には200万円の影響がありません。

車を買うために、200万円のお金が出ていきますがPLに200万円出てくるわけではないのです。

その車の使用できる期間(耐用年数)を仮に10年とすると、1年毎に減価償却費(PLの科目)が200÷10=20なので20万円となります。

 

これはある程度の金額以上の固定資産に計上しなければいけないものなら、同様です。(耐用年数には違いがありますが)

ただし、この車を10年以上使うなら、償却が10年で終わるので、減価償却費は11年目はゼロとなるのです。

 

例えば老舗の飲食店で、業務用の冷蔵庫などを購入していて、償却が終わってもそのまま使うことが出来れば、その今まで計上していた減価償却費の分だけ利益がさらに出ることになります。

 

ちなみに会社の会計の場合、服は基本的に少額なので固定資産に計上する必要はありません。

従業員のための制服なら、消耗品費などで一括で費用計上するのが普通です。

 

服が使える期間とは

ここでは、個人の服について償却の考え方をするならどうかという話をします。

例えば、私が新入社員の頃に買ったスーツをまだ捨てていないとします。

このスーツは5万円のものでした。

スーツの寿命は、使用状況によって異なりますが5年だそうです。

となると、1年の償却費は1万円ということになります。(5万÷5年=1万)

これを1回当たりで考えるとどうなるでしょうか。

 

週に1回このスーツを着るとし、1年は365日なので約52週、ただし夏の間はクールビズで着用しないのでその分を除くと、約26週とします。

であれば、10,000円÷26週で1回当たりは385円です。

仮に5年間使うなら、なんと1回着るのに約400円という計算になります。

着用機会を増やせば増やすほど、1回当たりの金額が小さくなります。

 

このスーツを5年以上使うと、1回当たりの空想上の減価償却の金額はかかりません。

しかし、先ほどの飲食店のケースのように、利益が増えるとは限りません。

これは、スーツを着て働いて稼いだ給与に対して、支出を全て管理しており、支出の中の洋服代を減価償却として考えていない場合がほとんどだからです。

洋服代は毎月かかった分だけ費用として、家計簿につけているケースが多いからです。

例えば、4月に5万円のスーツを買ったなら、4月の支出が増えたと考え、1回当たり400円なんて考えないからです。

 

結局どう考えるのか

少し、脱線していまいましたが、結論として寿命が来たらスパッと捨てるということです。

スーツなら5年と決めて、5年経ったら自動的に買い替えるでいいのかなと思います。

もちろん、礼服のような使用頻度が少ないものは別ですが。

 

先に耐用年数(使う期間)を決めれば、1回当たりの費用もイメージできます。

1回400円なら、捨てちゃえとなるような気がします。

5万円という買った値段だけ考えると、5万円を捨てるような気になって、今捨てなくても…と思ってしまいます。

しかし1回当たり400円で5年過ぎたら、そのスーツの価値はゼロと思えば、捨てる以外の選択肢はないと考えられるのではないでしょうか。

減価償却という考え方を紹介しましたが、要はいつまで使うかを先に決めるということだと思います。

以前も記事にしましたが、数値化するって大事だなぁと感じます。

 

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人生を変える断捨離

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。