1年前にFP2級を取得した経理マンが、FP2級の取得のメリットを解説します。
ファイナンシャルプランナーという資格をご存じでしょうか。
以下は日本FP協会からの引用です。
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
去年、私はFP3級とFP2級を取得しました。
取得した理由は、自分の仕事でも役立つ部分があり、かつプライベートでも参考になりそうだからです。
本日は、FP2級の取得をオススメする理由を紹介します。
①マネーに関する基礎知識が学べる
これはめちゃくちゃ大きいと思います。
例えば、社会人になって、年末調整を行いますが、この算定の仕組みがFPを勉強することによって分かります。
「仕組みを分かった上で入力する」のと、「適当にググってこの数値をここに入れる」のでは、前者の方が望ましいですよね。
またNISA(毎年120万円の非課税投資枠)も出題分野となります。
こういった国の制度は知らなければ、損をしてしまうこともあり得るのです。
制度を知った上で、やるかやらないかは判断すればよいのです。
②会社の実務に役に立つ
これは人事や経理の方に限定されてしまうかもしれませんが、会社の実務にも役に立ちます。
経理であれば、法人税の部分は導入程度かもしれませんが、学ぶことができます。
個人事業主の方が、法人化することのメリットもちょこっとだけ記載されています。
人事の方なら、上記にも書いた年末調整や源泉徴収についても学べます。
資格取得によって、会社の実務も理解できるようになるのは、一石二鳥と言えるのではないでしょうか。
③就活や転職でほんの少しだけ評価される(予想)
最後は、取得の価値があるという点です。
FP3級は合格率60%を超える比較的簡単な試験ですが、FP2級は高くとも30%程度とそれなりの難易度と言えます。
FPは銀行、証券、保険会社など、金融業界で働いている人のための資格と言ってもいいかもしれません。
その業界に進みたいなら、取得するべきですし、そうでなくてもマネーに関する総合的な知識を持っているというアピールになると考えます。
私自身は、FP2級を持って転職活動したわけではないので、どれだけのプラスになるかを明言できませんが、それなりの難易度の資格に合格するための努力ができる人と評価されるのではと思います。
FP2級は大抵の業務に100%直結している訳ではないので、微々たるプラスなのかもしれませんが。
まとめ
以上がFP2級取得のメリットとなります。
私はFP2級を独学で合格しました。
経理なので、金融資産運用の部分などで、会社での実務経験が生きたという点もあります。
基本的には、取得にそこまで苦労したイメージはありません。(日商簿記2級の方が大変でした)
勉強方法としては、テキストをしっかり読んで、過去問を何度も解くというシンプルなものです。
自分の生活にも応用できることが出題範囲なので、なるほどと思いながら勉強が進められる資格なのかなと思います。
私は下記のテキストを利用し、合格しました。
みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
みなさんも是非、FP2級取得を検討されてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。