マラソンでのナイキのシューズを規制するというニュースから考えました。
正月の箱根駅伝は見ていないのですが、箱根駅伝ではナイキのシューズを履いている学生がかなり多かったようです。
様々な要因が重なるとはいえ、その箱根駅伝では好記録が出ています。
つまり、ナイキのシューズが優れているということかもしれません。
しかし、そのナイキのシューズに規制をかけるというニュースが出ています。
本日はそんなスポーツの競争についての話です。
結論:同じ条件での戦いが増えていくのかも
性能がいいから規制される?
ニュースは下記からどうぞ。
ちょっとだけ記事の内容をまとめると、こんな感じです。
- 日本では規制が当たり前という空気
- 水泳のスピードレーサーとは違い、ナイキは足の保護のため
- イギリスの新聞は騒ぎたいだけ
- 公式大会で規制しても、非公式なら使えるなら意味がない
- マラソン人気はアフリカと日本がメイン
- 男子の世界ランキングトップ100は、ケニアとエチオピアの選手が9割
- 規制すれば、競技としての人気が更に下がる
この記事を見る限り、恐らく規制されることはないのかなと思えてきます。
確かに、ナイキだけが使える技術というのは、ないと考える方が自然だとは思いますし、アシックスも似たような製品を作れるのではとも思ってしまいます。
スポーツ産業の進化
今回、この騒動を見て思ったのは、スポーツにも需要と供給があるということです。
どの業界にも需要と供給はあるわけですが、スポーツ産業ということを少し考えてみます。
スポーツには、プレーするための道具が必要です。
例えば、野球ならグローブ、バット、スパイク、ヘルメット、手袋などがあり、サッカーならスパイク、ユニフォーム、ソックスなどがあります。
単純に比較すると野球とサッカーでは、野球の方が道具が多く必要となります。
サッカーならボールさえあれば出来るとも言えるでしょう。
そのスポーツ産業が成長した時に、様々な業界の需要が増えるのは、単純な比較なら野球とも言えるでしょう。
野球の人気が高まると、バットも売れるし、グローブも売れる、グローブの手入れのクリームも売れるということになります。
もちろん、だからといって、そのスポーツと関わる業界が多いスポーツを発展させるできという話ではありません。
今回のマラソンで言うと、マラソンで大きなウェイトを占めるのがシューズです。
記事にもあるように、規制をすれば、シューズ会社からするとやる気がそがれ、マラソンという産業が収縮してしまう可能性もあります。
最終的なスポーツ
そういったスポーツの付随産業を無視した場合、究極のスポーツは使用する道具を統一するという考えもあるのではと思います。
マラソンで言うと、選手が使う靴が全員同じで、ソックスやサングラスでさえ、同じものを使うというルールです。
つまり、選手の使うツールを統一して、そこで差を生み出さないという仕組みです。
これを平等とは呼ばないでしょうが、こういったある意味サバイバル的な戦いも面白いのかなと思ったりします。
例えば、中学生のマラソンでは、高いシューズが使える学生と、そうでもない学生がいるかもしれません。
お金を持っているということでスポーツにおいてアドバンテージを得るのは、何か違うような気もします。
そういった反骨心が成長の基になるのなら、むしろ歓迎すべきことなのかもしれませんが。
当たり前ですが、スポーツの世界も日々変化しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。