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【バチェロレッテ】展開が面白い恋愛バラエティ、アラサー独身男のネタバレ感想

【バチェロレッテ】展開が面白い恋愛バラエティ、アラサー独身男のネタバレ感想

【バチェロレッテ】展開が面白い恋愛バラエティ、アラサー独身男のネタバレ感想

バチェロレッテが超面白かった

本日は、これほど面白いとは思わなかったリアル恋愛リアリティーショーのバチェロレッテ・ジャパンシーズン1を紹介します。

まだ見ていないという方はまず見てから、この記事を見て頂くことを強くオススメします。 

※完全にネタバレを含みますので、ご容赦下さい。

ちなみに、バチェロレッテが面白かった方はバチェラーも全て見ることをオススメします。 

人物については敬称略といたします。

私はバチェロレッテを最初に見て、バチェラー1→2→3と全部見ました。

4作の中で一番好きなのは正直めっちゃ迷いますが、一番人間と向き合っていたバチェラー3です。

これに関しては何の嘘もないです。

結論:最後の判断に正解はない

バチェロレッテとは?

まずはシステムを簡単に紹介。

一人の女性が17人の男性から、一人だけを選ぶというシステム。

結婚相手という前提で、男性を絞り込んでいく。

海外では125シーズンというかなり多くの作品がある。(恐らく125人が主役で、その対象となれば1,000名以上というスケール) 

海外で始まったのは2002年と意外に古いという印象。

日本では2017年にバチェラー・ジャパンがスタート。

バチェラーは男性が女性を選ぶスタイルで3シーズン(2017年、2018年、2019年)、そして2020年に初の女性版(男女逆転版とも表現されていた)としてバチェロレッテが公開されたという経緯です。

製作に関わっているのは、アマゾン、ワーナー・ブラザーズ、YDクリエイションとなっています。

このYDクリエイションは、吉本興業株式会社50%と株式会社電通50%の共同出資の会社

だからこそ、番組を外から見て語るMCとして今田耕司氏や藤森慎吾氏、ナインティナインなどが出演している。(今回はナイナイとSHELLY)

ちなみに海外版との驚きの違いがあり、それについてはこちらで語られています。 

synapse-magazine.jp

主人公は福田萌子(32歳 当時)

初のバチェロレッテに選ばれた女性は福田萌子氏です。

沖縄出身のセレブで、モデルやスポーツトラベラーという肩書も持つ。

海外旅行によく行くようで、英語の表現も出てくる。

性格は自分の気持ちをはっきり伝えるタイプながら、気遣いも行き届く女性。

予告編だけだと高慢な印象だが、中身は真逆で芯のある人物という印象。

優しさの源泉は恐らく、作中でもあった学生の頃、沖縄で育ちながらも出身が別という理由で心にダメージを負わされた経験なのでしょう。

痛みを知っているからこそ、相手を気遣うことが出来る。

海が似合うタイプで、運動するのも大好きというアウトドア派。

今回のバチェロレッテに参加した理由の一つとして、出産というキーワードが出ていた。

この人物がどの男性を選ぶのか?という非常に気になる展開でした。

相変わらずの豪華デートで、台湾でも撮影をするという中々味わえないスペシャル感です。

バチェロレッテでもバチェラーでも、最終的な判断はその主役がするもので、単純なカップルの組み合わせで考えると17通りだったわけです。

 

男性陣の順位は?

完全ネタバレなので、男性の順位(脱落の順番)も記載します。

エピソード毎にほぼ脱落者がいるという仕組みで、どんどん候補者が絞り込まれていくことになります。

当確の証がロースで、ローズセレモニーの緊張感が見どころの一つです。(きちんとエピソード毎に区切られていて、この続きは次の回で!なんてことはない) 

男性は17人でエピソード毎に落とされた人を記載していきます。

 

17位(ep1:初日のパーティーだけで落とされてしまった人物:5名)
  • 芹澤東洋(旅作家/格闘家)
  • 鈴木祥友(アパレル営業)
  • 谷口達郎(写真家)
  • 林完伍(シンガーソングライター)
  • 楠ダニエル(モデル)…勝手ながらハーフのイケメンで初日で落とされるのは意外だった

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沖縄
12位(ep2&ep3:4名)
  • 藤井達也(イベントオーガナイザー)…1on1での脱落というケースに
  • 瀬戸口弘樹(美容インフルエンサー)…キャラ設定の裏では、人のことを考えられる優しい人っぽい
  • 下山裕貴(アメリカの映像クリエイター)…アメリカに住んでいるだけあって、この方の英語は非常に綺麗に聞こえた
  • 五島幸夫(サムライ風役者)…少し言葉が気になるけど、多分根はいい人
8位(ep4:1名)
  • 萩原章太(サーファー)…最後のエピソードを見ると、色々と複雑なものを抱えていたのかなと思ったりもする

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台湾
7位(ep5:2名)
  • 榿澤涼太(金融業)…ストールンローズという横取りシステムで失敗
  • 牧野龍介(オーダースーツテイラー)…実は予告の紹介動画ではホテルの下りは喋っていた、確かに知らないと急にホテルが出てきたとはなりそう
5位(ep6:2名)
  • エバンズ・マラカイ(通訳)…本当にCEO感が満載、パックンマックンのパトリック・ハーランを思い出す声だった
  • 北原一希(料理研究家)…料理好きは良いよねという感じ

実はここではマラカイと當間ローズの2on1デート(福田萌子氏が人選)があり、どちらかを落とすというルールだったはずが、そこでは判断が出来ず。

ローズセレモニーで、結果的にはマラカイが選ばれなかった。

3位(ep7:1名)
  • 當間ローズ(歌手)…初対面の時に下がった印象のギャップもあり、かなりいい人に見えた

その後、東亞合成のアロンアルフアのCMにも出演していた。

これからも活躍しそうな方、家族編に出ていた弟がかなりサッカー上手そうだった。(関係ない)

最後の2人

そして以下の2名が最終エピソードで選ばれることに

  • 黄皓(中国出身の実業家)
  • 杉田陽平(画家)

黄皓さんは早稲田大学→三菱商事→起業(父の会社+自分の会社)という正にエリート。

会社の年商は20億円ほどと本当にすごい。(比較に意味はないが、某エターナルフレンズよりも大きいのでは?)

常に最適解を模索し、それを実行出来る人物で、全く隙がないように見える。

YouTubeもやっていて、大学に入るまでは極貧生活だったと仰っていて、それを経験している人は強いのだと思う。

どこかのエピソードでこんな感覚は分かんないかなんて、他の男性に攻撃的だったコメントもあったが、乗り越えたい過去があってのものなのだと思う。

その他にもやや挑戦的な態度も目立ったが、全ては撮れ高などの計算の上でやっているという印象。

確かに福田萌子氏が自分と似ていると感じるのもよく分かる気がする。

 

一方の杉田陽平さんは、真逆のようではあるが、実は黄さんと似ているところもあるような気がした。

素直とか自分を出すのが不得意というワードもあるが、そうでもない気がしていた。

バチェロレッテで成長したというコメントも見かけたが、元々持っているものがしっかりあって、それを徐々に出していたように見えた。

言葉の選び方が特徴的で、ローズを渡されるのも納得という印象だった。

黄さんは最初のカクテルパーティーで、杉田さんが一人だけ部屋に残っているというシーンがあり、「これは戦略でやっている」と表現していて、なんか納得した。

元々その界隈では有名と思われる方なので、自分自身の表現方法は心得ているのだろうと感じる。 

 

そんな2人のラストとなったのがバチェロレッテです。

衝撃の結末? 

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屋久島

そして、最後のエピソードの舞台は屋久島。

そこでの結末は少し意外なものでした。

最後のバラを渡すという局面で、これまでのバチェラーのラストとは異なり、一人ずつ男性が登場という展開に。

バチェラーから見ていた方はこの瞬間に何かを察した人もいたでしょう。

私は最初にバチェロレッテから見たので、違和感はなかったです。

最初に現れた黄皓さんにバラは渡さず、自分と似ている相手だったが、結婚相手ではないと判断。

次に現れた杉田さんにも好きだけど恋愛感情ではないと説明し、バラを渡さず。

こうしてどちらも選ばないという決断をしたのがバチェロレッテでした。

こう考えると、一人ずつ男性が出てきた理由もしっくりきます。

 

スタジオでの戦い

スタジオトークの面白さ

バチェラー・バチェロレッテにはスタジオトークも設定されています。

出演者はナイナイなどのMC陣と、基本的に出演した(落選した)男性と女性が勢揃いします。

2回あり、1回目は最終回直前のワイワイ騒ぐタイプのもの、2回目は一人の異性を選んでスタジオでプロポーズ的なことをする回となっています。

今回は男性が選ばれる立場ということで、スタジオトーク回はかなりバラエティ色の強いものとなっていました。

選ばれなかった男性も自虐ネタで、笑いを狙いに行くというのが1回目のスタジオトークでした。

1回目のスタジオトークでも、福田萌子氏らしい瞬間がたくさんありました。

彼女の姿勢は妥協はしないけど、選べなかった男性への配慮も忘れないという本当によく出来た方で、正にそのままでした。

例えば、ストールンローズの場面でマラカイが来てたら?という質問にも、「タラレバはない」と言うなど、ある種理想的な回答でした。(バラエティ的ではないですが、そこで茶化すことは良しとしないのでしょう)

正直、このスタジオトークではタレントのMC陣は上手くコントロール出来ていない印象(男性サイドに寄り過ぎ)があり、唯一の女性のSHELLYも持ち味が出ていたようには見えませんでした。

後でバチェラーの1~3を見ると、今田・藤森・指原のトリオのバランスが良かったと感じました。

 

2回目のスタジオトーク(旅の終わりは私が決める)

1回目のスタジオトークでのバラエティに傾倒した展開から、結果どちらも選ばないというエピソードを挟み、2回目のスタジオトークを迎えます。

落選した15名の男性とスタジオ観覧者は結末を知らずに、まずは衝撃の最後を見ることになります。

黄さんを選ばないという時点で驚きの声があり、さらに杉田さんに渡さなかったことでイライラをぶつける男性も現れます。

誰かが選ばれるはずという期待が裏切られたことで、憤慨に近い感情が特に出演男性から飛び出す。

特に五島・藤井・萩原・マラカイがそれはおかしいというポジション。

逆に理解は出来るという立場が、當間ローズ・北原(瀬戸口や牧野も共感しているような)という感じでした。

さらにマラカイは試してみて違ったらそれでいいけど、何故選ぶことをしなかったのかと主張していました。

當間ローズは萌子さんの選択が全てだと言い、この意見に同意しかありませんでした。

 

そこから福田萌子氏が登場。

「自分の決断で誰かを納得させたいわけではない、あくまでも自分の正直な気持ち」

話す声が震えており、非常に辛い状況だったと思います。

私の人生を決めるのは自分と当たり前ですが、強い気持ちを持っているなと感じました。

このスタジオトークで色々と男性の考えが分かって、正に恋愛バラエティ。

先程は反対意見を出していたサーファーも、途中で号泣して萌子さんの気持ちが分かったと転換。 

 

ローズセレモニー後の男性2人(黄と杉田)がホテルで会うシーン、どちらも相手が選ばれた思っているというやり取りは見ていて面白かったです。

そして杉田さんがもう一度福田萌子氏に告白、ただ答えはNo。

それを受けて、黄さんは自分にはそんな勇気はない(杉ちゃんはすごい)と言っていたのが印象的でした。

 

誰が悪いのか?

よくある批判

まずは、自分の考えから書くと、この福田萌子氏の決断は間違っていないと思います。

結婚相手を選ぶという段階で、最終判断で2人とも違ったというだけです。

そこに対して、一部の男性(女性含む)が「それは違う」と主張するのは何か違うなと感じます。

そしてこの決定に対して、見られる批判としては下記のものが多かったです。

  • ルールなんだからどちらかを選ぶべき
  • 選ばなくてもいいけど、謝ってほしい
  • 自分本位
  • 2on1でも選ばなかった

大前提として結婚=幸せという価値観に縛られている人は多いです。

同様に離婚=不幸せと決めつけるのも危険でしょう。

結婚は双方の同意があって進むものであるので、選ぶ側にその意思がないのだとするなら、どちらかを選べというのは無茶苦茶です。

しかも、女性が選ぶのであれば、どちらも違うという選択が出てくることも想定出来るはずです。

男性であれば、2名のどちらかを選ぶ可能性が高いのかなと考えます。 

 

責任はどこにある?

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責任とは?

じゃあどうすべきか?というと、必要に応じて最後の2人から絶対にどちらかを選ぶというルールを製作者側が作るしかありません。(2on1デートでも同様)

バチェロレッテや男性は演者に過ぎず、その行動をコントロールする責任は番組を作る方にあります。

何故かと言えば、番組を成功させる責任は製作側が負うからです。

そもそも、番組の成功とは何でしょうか?

この番組を通じて、アマゾンプライムに加入してもらうというのが一つでしょう。

そのために、誰もが見たいと思えるような予告だったり、本編を作る必要があります。

そう考えれば、福田萌子氏に文句を言うのは完全にお門違いです。

アマゾン、ワーナー・ブラザーズ、吉本興業、電通に責任があるので、文句はこちらに言うべきでしょう。

番組を面白くするために、福田萌子氏は空気を読んで振る舞うべきというのは、暴論に近いです。

もしも、今回のバチェロレッテが盛り上がりに欠けたというなら、番組のルールを変えるしかありませんし、その責任は製作側にあります。

 

サンクコストに縛られるのが人間

もちろん、番組が盛り上がることで福田萌子氏自身に副次的な効果はあるでしょう。

知名度が向上し、仕事も増えるのは予想出来ます。

しかし、番組を面白くしなければならない責任が彼女にあるわけではないのです。

どちらも選ばないことで、自分が批判を受けることは予想していたでしょう。

それでも、敢えて選ばないという選択をしたのは自分のためです。

この自分のために選ぶというのを、何故か自分本位と変換してしまう人もいました。

しかし、結婚ほど自分の選択と密接に関わっていることはありません。

結婚じゃなくてもとりあえず付き合えば?というのも、一意見でしかなく、本人にその気がないならそこまでです。

謝るって何を?誰に?となりました。

自分の下した決断に自信がないなら、謝るかもしれませんが、一定の自信があるからこその決断でしょう。

レビューなどで「福田萌子はこうすべき!」と何も知らない第三者に意見する人は、人から言われたことに何でも従うのでしょうか?

それこそ、ただの意見の押し付けにしか見えないです。

「サンクコスト」という今までに投下した努力が、撤退の足かせになるという話があります。

時間を返してほしいなんて言う人もいますが、これこそサンクコストに囚われているように思います。

 

まとめ 

長々と書きましたが、結論は「ルールが必要なら、製作側に責任があるからそっちに言おうね」という話です。

出演者はあくまでの製作者の作ったルールに従って、動くのが原則です。

そもそも恋愛や結婚というものは、数値化して判断することが困難です。

だからこそ、予想が付かない結末が待っているのだと思います。

感情移入するのは悪いことではないのですが、あくまでも編集された情報であり、その人の全てを映像から理解なんて出来ません。 

それでも自分の好みで語ってしまうのが人間なのでしょう。

もちろん、他の方(出演者と無関係)がブログで出演者の人物像や心理を語っているのは、新たな発見があり非常に興味深いです。 

そういった方々のブログのリンクは紹介しませんが、かなり多くの視聴者がいるんだなと感じます。 

YouTubeに公開したら100万回以上再生されそう。

アマゾン上のレビューでは超高評価ではないですが、個人的には5つ星の内容でした。

敢えてこのネタバレを見てから見るという方や、もう一度見直すという方はこちらからどうぞ。

 

次回のシリーズも本当に楽しみです。

ほんまにありがとう。 

ここまでお読みいただきありがとうございました。