仕事に情熱を持てなくなっている社会人のための本の、レビューと感想を。
1ヶ月前に読んだ本のレビューを書いていきます。(やっぱり読み終わってすぐに、レビューは書くべきだと痛感)
読む前は起業家になるための本かなと、勝手に解釈していましたが、企業で働く人の心構え的な本となります。
つまり、起業家になりたい人は読んでも仕方がない本となります。
うんうんと頷ける部分も多く、良書だと思います。
企業家のように企業で働く令和版の要約と感想
以下が本の要約となります。(<>はチャプターを示しています)
<0>企業から言われたとおりに働くか
→言われたことだけやっているだけでは不十分。
Howではなく、Whatを考えられる人=価値を生み出す人になるべき
<1>志を持つ
言われたことだけをやるだけでは終わらない
二つ上の上司の視点を持つ
「関係者のインセンティブは何か」を常に意識する
<2>起業家のように仕事をする上でやるべきこと
プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ
腹をくくる
<3>大きな仕事は企業でこそできる
会社でやる意味を常に意識する
→会社だからこその経験を意識し、行動する
<4>転機をつくる
傍流の仕事が君を成長させる
→会社内での異動や出向を前向きに捉える
<5>企業内で勝っていくためのスキル
「最速」か「最高」でないと勝てない
常に市場価値を意識する
存在→能力・成果・行動・存在
感想
感想としては「最速」か「最高」でないと勝てないという部分が、一番心に残りました。
仕事は完成度と時間の掛け算であると表現されており、完璧を求め過ぎてはいけないということです。
例として、上司から依頼された仕事を完璧に仕上げたとしても、それが締切を過ぎていれば何の価値もありません。
7割の出来だろうが早く上司に成果物を渡し、判断を仰ぐのが良いということです。
これは、社会人一年目の教科書にも似たようなことが書いてありました。
上司から依頼には、早めにフィードバックを貰えば、修正が早くできるということでもあります。
そして、メールの例も、企業家のように企業で働くには書いてありました。
何かのお礼のメールはなるべく早く返すということです。(最速)
もしもそうでなく遅れてしまった場合は、お礼状などが別途必要になってしまう。(最速でないなら最高が求められてしまう)
この部分は本当に、確かにと思える部分でした。
以前もメール返信がないという記事を書きましたが、正にその通りだよなと。
www.finance-accounting-value.com
またこの本には経営者などの著名な方の名言も、それぞれの31項目に付随されています。
例えば、ジャック・ウェルチ、ウォルト・ディズニー、大前研一、松下幸之助、長谷部誠、南場智子、小林一三、ピーター・ドラッカーなどなど。
こういう名言も注目ポイントです。
会社で働くことにモヤモヤしている方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。