怠惰な経理マンの日常(MCバトル結果まとめ他)

アラサー起業した経理マンの日常をつらつらと(※本サイトにはプロモーションを含みます。)

【書籍】企業家のように企業で働く令和版(小杉俊哉)を読んで

仕事に情熱を持てなくなっている社会人のための本の、レビューと感想を。

1ヶ月前に読んだ本のレビューを書いていきます。(やっぱり読み終わってすぐに、レビューは書くべきだと痛感)

 読む前は起業家になるための本かなと、勝手に解釈していましたが、企業で働く人の心構え的な本となります。

つまり、起業家になりたい人は読んでも仕方がない本となります。

うんうんと頷ける部分も多く、良書だと思います。


起業家のように企業で働く 令和版

 企業家のように企業で働く令和版の要約と感想

以下が本の要約となります。(<>はチャプターを示しています)

<0>企業から言われたとおりに働くか

→言われたことだけやっているだけでは不十分。

Howではなく、Whatを考えられる人=価値を生み出す人になるべき

 

<1>志を持つ

言われたことだけをやるだけでは終わらない

二つ上の上司の視点を持つ

「関係者のインセンティブは何か」を常に意識する

 

<2>起業家のように仕事をする上でやるべきこと

プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ

腹をくくる

 

<3>大きな仕事は企業でこそできる

会社でやる意味を常に意識する

→会社だからこその経験を意識し、行動する

 

<4>転機をつくる

傍流の仕事が君を成長させる

→会社内での異動や出向を前向きに捉える

 

<5>企業内で勝っていくためのスキル

 「最速」か「最高」でないと勝てない

常に市場価値を意識する

存在→能力・成果・行動・存在

 

感想 

感想としては「最速」か「最高」でないと勝てないという部分が、一番心に残りました。

仕事は完成度と時間の掛け算であると表現されており、完璧を求め過ぎてはいけないということです。

例として、上司から依頼された仕事を完璧に仕上げたとしても、それが締切を過ぎていれば何の価値もありません。

7割の出来だろうが早く上司に成果物を渡し、判断を仰ぐのが良いということです。

これは、社会人一年目の教科書にも似たようなことが書いてありました。

上司から依頼には、早めにフィードバックを貰えば、修正が早くできるということでもあります。


入社1年目の教科書

 

そして、メールの例も、企業家のように企業で働くには書いてありました。

何かのお礼のメールはなるべく早く返すということです。(最速)

もしもそうでなく遅れてしまった場合は、お礼状などが別途必要になってしまう。(最速でないなら最高が求められてしまう)

この部分は本当に、確かにと思える部分でした。

 

以前もメール返信がないという記事を書きましたが、正にその通りだよなと。

www.finance-accounting-value.com

 

またこの本には経営者などの著名な方の名言も、それぞれの31項目に付随されています。

例えば、ジャック・ウェルチ、ウォルト・ディズニー、大前研一、松下幸之助、長谷部誠、南場智子、小林一三、ピーター・ドラッカーなどなど。

こういう名言も注目ポイントです。

 

 会社で働くことにモヤモヤしている方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。

起業家のように企業で働く 令和版

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。