ますます大きくなるYouTubeの存在感について、経理マンが思うことを書きます。
みなさん、YouTubeをどれくらいの時間見ていますか?
私は、家にテレビを置いていないこともあり、休日は5時間以上YouTubeを見ていることもあります笑
先日もYouTuberのまこなり社長の記事を書き、アクセスもあったので、今日はYouTuberのプロ化について書いてみます。
まこなり社長の記事はこちら
www.finance-accounting-value.com
①YouTuberのプロ化について
ここで言うプロ化とは、その道のプロがYouTubeに進出しているという意味です。
たくさん例はあるので、ちょっとだけ挙げると
- お笑い芸人(キングコング梶原氏、オリラジ中田氏)
- スポーツ選手(元巨人の笠原氏、ヴィッセル神戸の那須氏)
- プロ将棋棋士(伊藤真吾五段、香川愛生三段)
などなどたくさんいまし、これからいろんなジャンルで本業の方が動画を投稿する時代になると思います。
この背景としては、YouTubeの影響力がどんどん拡大し、市場も大きくなっているということだと考えられます。
そもそも、テレビや新聞などの既存のメディアは、インターネットの普及によってパイが減らされています。
では、プロ化がさらに進むとどのようなことが起こるのでしょうか。
②競争の激化
間違いなく競争が激しくなります。
それはYouTuber同士の競争という意味がメインです。
動画の質が向上することで、面白い(興味深い)動画が評価されるはずです。
もちろん、プロのお笑い芸人だとしても、プロという肩書きだけでは通用しません。
お笑い芸人でYouTubeチャンネルを開設しても、う~んというレベルのチャンネル登録者というケースもよくあります。
また、元アイドルみたいな肩書きでも動画に面白さがなければ、再生数も伸びません。
これはジャンルによる部分もあると思っていて、お笑いは優劣をつけるのが難しいです。
それに対して、将棋などは上手い人は間違いなく強いのです。
私は将棋が好きで、伊藤真吾先生も強いには強いですが、羽生善治先生の方が恐らく強いので、単純に考えると、強い人ほど再生数やチャンネル登録者が増えると思います。(もちろんキャラクターや動画の質も影響するとは思います)
それに対してお笑いのような評価が難しいジャンルでは、より競争が激しくなるとも言えるかもしれません。
そして、競争が激化する中での戦略についても考えてみます。
③マイケルポーターから学ぶYouTuberの戦略
マイケルポーターという著名な経営学者は、競争戦略において4つのタイプがあるという研究を残しました。
タイプ毎に取るべき戦略があるという考えで、下記が4つのタイプと説明です。
- リーダー…業界をリードする存在(ヒカキン)
- チャレンジャー…リーダーに挑戦する、リーダーとの差別化を図る
- フォロワー…リーダーやチャレンジャーを模倣しておこぼれを狙う
- ニッチャー…ニッチな分野を攻める(車中泊やひとりキャンプなど)
このように考えると、YouTubeにおけるプロの参入は、チャレンジャーとして参入していると考えることができます。
チャレンジャーの戦略はリーダーの強みを弱みに変えることです。
先ほどの将棋というジャンルの例で言うと、今までアマチュアではそれなりに強いということがリーダーの強みだった訳ですが、プロの参入でその強みが強みではなくなってしまうわけです。
結果としてチャレンジャーとリーダーが入れ替わるということも、十分にあり得る話となります。
終わりに
YouTubeにはあらゆるジャンルの動画がある気がします。
私は大学生時代から暇つぶしに使っていましたが、ここまで色々な動画やプロなどの人が関わるとは思ってもいませんでした。
盛り上がりがあれば、別の産業では衰退も進むものです。
テレビを見る人が少なくなって、ネットが全て支配するそんな時代も来ないとは言い切れません。
本当に個人の楽しみが、色んな角度で好きなだけ追及できる、いい時代なのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。