マコなり社長オススメの書く技術・伝える技術という本の感想です。
書く技術・伝える技術という本が、非常にためになったので紹介します。
きっかけは下記の記事でした。
マコなり社長の記事には、「リモート時代には文章を書く力が強調される」とありました。
そこで紹介されていた書く技術・伝える技術を紹介します。
私は文章の書き方というのは、会社では明確に学んだことがありませんでした。
感想としては、文章の書き方をきちんと理解することができ、非常にためになりました。
結論:文章の書き方の常識が変わる、いい本だった
改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング) の要約
私がこの本のいいと思えたポイントは3つです。
①ビジネス文書で必要なのは、伝達性・論理性・作業性であることが理解できる
②論理的な文章のモデルを理解できる
③メンタルモデルが重要であることが理解できる
本の読者対象としては、すべてのビジネスパーソンとなっています。
この本は、倉島保美氏(男性)が書いたもので、倉島氏は有限会社ロジカルスキル研究所の代表取締役です。
本の値段は1,980円です。
以下、良かった点について書いていきます。
①ビジネス文書で必要なのは、伝達性・論理性・作業性である
伝達性とは、相手にきちんと伝わるということです。
自分自身も、会社ではメールやチャット、プライベートではブログなど大量の文章を書いています。
しかし、相手に自分の意図が伝わっていないと感じる瞬間が何度もありました。
自分では上手く書いているつもりでも、伝達性の低い文章だったということです。
論理性とは、論理が整合しているということです。
例えば、本書でも書かれているように、日本語の「が」という言葉には順接の意味と逆説の意味どちらもあります。
前後の文脈から判断するしかないので、「が」を多用することは推奨しません。
作業性とは、文章を早く書けるということです。
どんなに優秀な文章を書くメソッドがあったとしても、その方法で文章を書くのに時間がかかっては意味がありません。
ビジネス文章は早く・正確に(相手に伝わるように)書くことが大切です。
②論理的な文章のモデル
論理的な文章のモデルとは、まず冒頭に重要な情報がまとまっているということです。
初めに結論があるというのは、色々な本で語られており、重要なことです。
そしてパラグラフという文章を塊を意識します。
パラグラフの冒頭にもまとめとなる文章を作ります。
文頭に書くのは既に述べた情報を書きます。
既知から未知の流れで文章を書くと、読み手が理解しやすいのです。
並列する情報は同じ構成、同じ表現で書きましょう。
ABCという情報が出てきて、Aはメリットが書いてあって、BCはデメリットが書いてあるという文章では、理解するスピードが下がります。(本来はABCそれぞれメリットを書くようにすべき)
そして、ひとつの文には、ひとつのポイントだけ書くということも重要です。
自分も同じで、ついつい文章を長くして、言いたいことが複数ある文章を作ってしまいがちです。
③メンタルモデルが重要である
メンタルモデルとは、ああなったらこうなるという流れのようなものです。
メンタルモデルが重視されていれば、書いてある内容と流れが予測でき、非常に読みやすいのです。
例えば、カレーには3つの材料が必要です。という文章があるとすれば、この後に続くのは、カレーの材料に関する3つの記述であることが予想できます。
これを予測しながら文章を読むことが出来れば、時間の短縮につながります。
また、自分の知らない部分だけ読むことも可能です。
メンタルモデルを意識して文章を作成すれば、読みやすい文章となり、伝達性も向上します。
改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング) の感想
本を読んだ感想としては、今までの自分の感覚的な常識が恥ずかしくなるようでした。
文章というのは、何も考えずに作成することが出来ます。
もちろん、自由気ままに書く文章が悪いわけではありません。
ただ少なくともビジネス文章では、ルールに従って文章作成することが仕事の効率向上の鍵となります。
今回のブログの記事も、少しだけこのルールを考えながら作成しました。
ブログとビジネス文章には違いはあれど、何を伝えたいかを明らかにすることは同じなのかなと思います。
非常にためになる本だったので、オススメです。
マコなり社長のオススメというのも納得の、素晴らしい本でした。
まだまだこのルールを自分のものには出来ていません。
しかし、このルールをブログでも意識して、ブログを公開する際にはこの通りになっているかを確認するようにし、文章力を向上したいと思います。
※断捨離するので少しだけ追記
補足情報は具体的に述べると、説得力が増す
それはどういう意味かという説明や、それは本当か?という説明
ここまでお読みいただきありがとうございました。