いきなり新卒に、仕事が降ってきたというとある経理マンの話です。
新卒で入った会社では2週間ほど研修をした後、経理部に配属されることになりました。
初めての社会人生活で、比較的ハードな部署とでかなり疲れていたような気がします。
そんな時、上司に呼ばれ聞いた話は、同じ部署の同僚が退職するから、業務を一部引き継いでほしいということでした。
本日はそんな引き継ぎの話です。
結論:業務引き継ぎは成長のチャンス
きっかけは同僚の退職
4月に新入社員として入社して少しずつ慣れてきた6月、上司から同僚が退職するから引き継ぎをという話になりました。
その辞める方も、中途で転職して1年も経たない内に退職を決意したようです。
それほど、嫌だったということかもしれません。
つまりあまり熟知していないと思われるその方から、業務の引き継ぎをすることになりました。
一応、マニュアルも作成してもらったので、その点は安心でした。
しかし、マニュアルがあるとは言え、非常に不安でした。
幸いなことに、その辞める方がやる前のその仕事をしていた方は、他の部署にいたので、質問はできる環境でした。
転職でもそうですが、前任者が既にいない職場というのは、不安が大きくなります。
前任者に質問が可能かどうかというのは、働く上で重要かなと思います。
一応、上司も仕事は理解していたので、訊こうと思えば訊けるのですが、いつも忙しそうでなるべく質問はしないようにしようと思っていました。
今、振り返ると引き継いだ仕事そのものは、大したことのないものだったと思います。
それは新卒に投げればいいかと思うようなレベルと、上司が判断したということもあります。
しかも、自分が最終承認者ではなく、上司にチェックしてもらう部分も多かったので、かなり助けてもらいました。
その引き継ぎの仕事はとある子会社の数字管理ということでした。
小さい会社でも、自分で決算を締めるという経験をすると、経理としては成長すると思います。
経理というのは、仕事が定型化しているがゆえに、中々新しい仕事が生まれにくいような気がします。
急な退職がきっかけではありましたが、成長のチャンスだったなと感じます。
ただ、当時は上司にも質問しにくいと思っていたし、本当に任されることが嫌でした。
新しい仕事が成長のチャンスだと理解していれば、さらに良かったのかなと思います。
そういう風に教えてくれるのが、もしかしたらいい上司なのかもしれません。
どちらにしても、新人にとっては何でもチャンスなのです。
責任を取るのは上司なので、間違いを恐れて萎縮せずに、堂々とやったらいいのかなと思います。
まとめると、引き継ぎというのはプレッシャーを感じるかもしれないが、基本的に責任を取るのは上司なので、楽天的にやったらいいという話でした。
そして経理にとって、引き継ぎというのは成長のチャンスなので、積極的に取り組んだ方がいいかもしれません。
細かいことでも、積み重ねることで見えていなかった全体像が見えてくることがあります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。