ネット界隈では、ネガティブな意味で使われているような気がする手のひら返しという言葉に注目してみます。
手のひら返しとは、今までの意見をガラリと変えるという意味で使われている言葉です。
これは私の思い込みかもしれませんが、SNSや掲示板などでは、また手のひら返しかみたいにコロコロ意見を変えるなという視点で語られることが多いと思います。
しかし、私は手のひら返しという言葉にネガティブな意見は持っていません。
本日は、そんな意見をコロコロ変えることについての記事です。
結論:考えは柔軟に変えるべきなので、何度でも手のひらを返していい
手のひら返しとは
一応、手のひら返しの意味から確認します。
手のひら返しとは、下記のような意味です。
今まで高く評価していたまたは支持していたことに対して、何らかのきっかけにより突然低い評価を下したり支持しなくなったりするようになること。あるいはその逆で、低評価が突然高評価に転じることも「手のひら返し」にあたる。多くはその場その場で都合よく態度を変えるといったような、ネガティブなイメージで使われる言葉である。
ということで、ネガティブなイメージで使われるとのことです。
しかし、私はこの意見には反対です。
そもそも、なぜ手のひら返しが起こるかということから考えてみます。
最近のケースでは、サッカーの湘南ベルマーレの曹貴裁元監督のパワハラ騒動などが例です。(このケースは不適当という声もあるでしょうが、お許しください)
この問題は、湘南ベルマーレの元監督がパワハラをしたという報道があり、その後の詳細な調査によって、本当にパワハラ行為があったというストーリーでした。
最初のパワハラ問題が提起された時、報道に対して懐疑的な声もありました。
つまり監督には非がなく、濡れ衣であるということです。
加えてライザップのスタッフが解雇されたという憶測に基づき、ライザップの陰謀であるというような声もありました。
しかし、一転調査報告書がリリースされると、監督が悪いという話になっていきます。
監督のパワハラ行為が第三者によって、認定されたわけでこうなると、監督を擁護する方がおかしいです。
つまり、ここで手のひら返しが起こったと言える訳です。
蛇足ながら、今回の一連の湘南ベルマーレの対応はよろしくなかったとは思います。
なぜ手のひら返しが起こるか
このように、なぜ手のひら返しが起こるかというと、それは新しい情報が後から出てくるからです。
新しい情報を基に判断すれば、考えを改める必要があると思われるからです。
逆に、そのような従来とは真逆の情報を得て、今までの意見に拘泥する方がおかしいように思えます。
例えるなら、振りかざした拳が下げられないような状況です。
今までの主張を曲げたくないので、正しいと思われる情報を見て見ぬフリをします。
こういった今までの意見に拘泥するのは、利害関係者であることが多いのではと思います。
湘南ベルマーレの例で言えば、監督は悪くない!という主張を続けるのは、監督の知り合いなのではと考えてしまいます。(もちろん自分の知り合いが否定されるのは嫌です、これはあくまでも例に過ぎませんので悪しからず)
そうであるならば、利害関係者ではない第三者というのは、与えられた情報に基づいて柔軟に意見は変えて構わないのです。
世の中には絶対というものはないし、どんな議論であっても賛成と反対がいるのです。
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そこに利害がある限り、賛成が全てということはあり得ません。
ならば、意見はコロコロ変えて構わないと思います。
ただし、その賛成の反対の対立が、利害関係者によるものか、第三者によるものかという視点は忘れてはならないのかなとは思います。
ということで、手のひら返しという言葉はネガティブな言葉ではないと思う!という話でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。