くら寿司とは全く業種は異なりますが、NECも新卒に年収1,000万を出すようなので、感想を書きます。
先日、くら寿司が新卒に1,000万出すというニュースがありましたが、NECでも新卒に1,000万出すようです。
くら寿司の記事
www.finance-accounting-value.com
こちらがNECの記事(有料記事です)
くら寿司とは比較しても仕方がないのですが、雑感を書いていきます。
結論:競争に勝つためにこのような仕組みが必要であり、評価できる取組
NECの新卒年収1,000万とは
今のところ、NECの新卒採用サイトには1,000万の文字はないようです。
つまり日経の記事を参照することになります。
日経の記事の要約は下記です。
- 優秀な研究者には新入社員でも年収1,000万を出す
- 今までも優秀な研究者には2,000万~3,000万支払う例もあったが、20代~30代の若手の社員は対象外だった
- フェイスブックやシリコンバレーでは4,000万以上支払う例もあり、これに対抗する形である
とにかく、IT人材が企業の価値を高めるということでしょう。
ちなみにNECの年収は有報によれば、約800万円です。
平均年齢は43歳で、平均勤続年数は19年と安定している会社であることが分かります。
このようなベンチャーでもない安定性のある企業が、思い切ったことをしたなという印象です。
2年目以降の年収については、日経の記事には書いてありませんが、恐らく毎年極端には上下しないのかなと思います。(優秀な研究者とあるので、失礼ながら学生にとってはくら寿司よりもハードルが高い印象です)
記事には、ソニーやLINEも新卒の年収を引き上げていくという記載があり、こうなると新卒採用が多様化し、競争が激しくなっていくと予想します。
年功序列制度が少しずつなくなっていく流れが出来ているように思います。
もちろん、浸透には時間がかかるでしょうが、このような時代に対応するNECの動きは評価されるべきだと思います。
当然、評価されるための行動ではなく、生き残るための戦略です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。