怠惰な経理マンの日常(MCバトル結果まとめ他)

アラサー起業した経理マンの日常をつらつらと(※本サイトにはプロモーションを含みます。)

【やる気】図解モチベーション大百科がなるほどの連続で、めっちゃ面白い

【やる気】図解モチベーション大百科がなるほどの連続で、めっちゃ面白い

【やる気】図解モチベーション大百科がなるほどの連続で、めっちゃ面白い

100個の学び、どれかはきっと役立つはず。

色々な実験結果から、日常で使える動機づけのテクニックを学ぶという本です。

こっちが正解なのかと驚く具体的なエピソードも多かったです。

インプット大全からの影響で読んでみたこの本。(サンクチュアリ出版つながり)

www.finance-accounting-value.com

非常に面白かったので、早速アウトプットします。 

著者の池田貴将氏はYouTubeチャンネルもあるようです。(登録者は2,350名、しばらく動画が上がっていないのは少し残念)

独自要約と感想を書きますので、少しでも興味が湧いたらポチってみては如何でしょうか。

本には実験結果も書いてありますが、まとめとしては学びの部分のみに限定します。

結論:人は思い込みで動く、敢えて逆を選ぶ

池田貴将著 図解 モチベーション大百科(サンクチュアリ出版)の要約

プロローグ

意思を持って行動しているのが人間。

しかし、モチベーションも私達を動かしている。

※様々な実験結果は簡略化している

著者の説明はビジネス用であり、実際の研究者の意図とは異なる場合がある

 

1章:動機づけ

1. 目標勾配→終わりが見えそうなら継続が出来る

 

2. 報酬を予定する→2ヶ月先にごほうびを仕込むと良い。

ごほうびは消費してしまえば元の状態に戻るが、計画しているときは動機となる。

 

3. 自問する→断定(私はやる)よりも、疑問(私はやるかな?)の方がやる気になりやすい

 

4. 自分の価値観と行動を結びつける→悩む時に決めることが出来ないのは、自分の価値観があやふやな時、決めるべき基準を持つ

 

5. 小分け戦略→やりたいことは手順を減らし、やめたいことは手順を増やすべし

 

コラム:6つのニーズ

①安定感

②変化(不安定感)今まではとは違う行動をしたい

③重要感(特別な存在でいたい)

④つながり

⑤成長(自分のレベルを上げたい)

⑥貢献(誰かの役に立ちたい)

ただし、⑤と⑥は他人にアピールすると、③のように思われる

人には2大ニーズがあり、その人の重視しているニーズがわかれば理解が早い。

 

6. 罰金と報酬→成功したら報酬ではなく、先に報酬を渡しダメなら取り上げるにするとより成果が出る

 

2章:人材育成

1. 焦点の移動→人の考えは理由を尋ねると強化され、目的を尋ねると軟化する 

 

2. マシュマロ実験→我慢はそれが我慢だと捉えた途端に、するのも、させるのも難しくなる

 

3. モラルの逸脱→匿名性を持つと、モラルから外れやすい

 

4. 自信過剰バイアス→ぱっと思い浮かんだ答えは間違っていることが多い

「出来そう?」と聞くと、プロセスが想像できて、課題が見えてくる

 

コラム:相手の視点から痛みと快感を見つける

避けることのデメリット(痛み)と実行のメリット(快感)を相手の価値観に立って考える

 

5. 学習性無力感→何度か失敗しただけで、上手くいく可能性が残っていても、簡単に諦めてしまうのが人間

成功か、失敗の二者択一ではないと考える

 

3章:目標設定

1. セレンディピティ→「運がいい」と思って仕事をする

すると、その幸運に気づきやすくなる。

 

2. 行動思考→理由を考えると行動力が鈍る、「なにをすべき」と考えると具体的な行動につなげやすい

 

コラム:カジュアルな目標設定

「全てが上手くいったら、どれくらいまで行けそうか?」→「ちょっと頑張れば手が届きそう」が理想

「最終的にどうなっていればいいか?」が大事で、手段は何でもいい

 

3. 自分事と他人事→自分のことなら安定思考で、他人のことなら「なにをすれば後悔しないのか」が分かる

 

4. 点と領域→予想をする時は最大と最小を考える、さらにちょうど中間も見るとなお良い

 

4章:意思決定

1. プロスペクト理論→「得られるものは何か?」と考えるとリスクのある選択を避けてしまうが、「失うものは何か?」と考えれば、多少のリスクなら取ってもいいとなる

 

2. 経験の自己と記憶の自己→穏やかに快適に暮らす幸せもある。

しかし後で振り返って「あの時は大変だったけど、良い経験だった」と思える方が脳がより幸福を感じる。

 

3. 情報処理の特性→簡単に思いつくことは、自分にとって重要なことだと認識する傾向がある。

こちらから先に、思いつく限りの欠点を相手に打ち明ければ、相手から他の欠点は思いつきにくくなる。

 

4. フォールス・コンセンサス効果→人は「自分が持っているものは他人も持っている」と思い込みやすく、逆に「自分が持っていないものは他人も持っていない」と思い込む

 

5. おとり効果→物事を評価する時、他のものとの関係で捉えてしまう

選択肢を出された時は、「他の選択肢がない前提」で考えることが大事

 

6. 創造性の不思議→決定を先延ばしにすると、自分にとって最適な答えを見つけやすくなる

自分の考えを外に出すことで、今までのプロセスが見える

 

7. ブレインストーミング→アイデアの出発点を奇抜・常識外れにすると、なぜか色んなアイデアが出てくる

 

コラム:意思決定にはOOCEMRという考えが有効

①Outcome:得たい結果を明らかにする

②Option:選択肢(自分が出来ること)を数多くリストアップする

③Consequence:なんでもいいから結果(意思決定では良い結果、悪い結果は関係ない)

④Evaluate:得たい結果にどれだけ近づいているかを評価

⑤Mitigate:今の選択のマイナス面を減らせないか

⑥Resolve:締め切りを作る

 

8. グロウスマインド→今からでも遅くないを口癖にする

「自分は成長できる」と思えば、年齢や経験は関係ない

 

5章:人脈作り

1. スポットライト効果→自分が他人のことを批評しているから、他人も自分を批評しているという鏡の法則が働く。

しかし、実際は人は他人のことに構っている時間や余裕はないので、気にしない

 

2. 視点取得→相手の感情にフォーカスする、例えば同情するなどは実は効果が低い。

相手の心を感じるのではなく、相手の思考を考える(相手になりきる)のが心が動くポイント。

 

コラム:自分の関心をゼロにせよ

人は原則として、自分にしか興味がない。

「どんなことを話すか」という自分視点ではなく、「相手にとって、この話がどう聞こえるか」が大事。

 

3. 透明性の錯覚→自分の考えは相手に読まれやすいと考えるが、実は読まれにくい。

だから少し大げさくらいでちょうどよい。

 

6章:自己管理

1. 感情変換→気持ちが高ぶった時は落ち着こうと努力すると逆効果。

これは興奮状態だと認めるとパフォーマンスが上がる。

 

2. 意思の消耗→ストレスがかかると自制心を消耗し、我慢が困難になる。

人は「やらなきゃ」「こうしよう」と決意するたびに、自制心を使っている。

「がんばろう」と思った時点でそれはやるべきではない。

なぜなら、「がんばろう」は我慢が含まれていて、「やりたくない」という感情が強くなるから 

 

3. 感情のコントロール→怒りを発散しようとすると逆に加速する。

静かに座っていると、怒りは落ち着く

 

4. パワーポーズ→気分が姿勢に影響を与えるし、逆に姿勢が気分にも影響を与える

疲れている時ほど、動作を大きく、ゆっくりにすると効果的

 

5. 分析病の罠→事前に考えたり、分析し過ぎていると行動力が鈍る

大変そうな仕事は明日の朝に回す(朝は自制心が満タン)

 

6. コントロール欲→自分でコントロールできることがあると、幸せで健康的な生活を維持できる

 

7. 理想と行動→ポジティブな空想は人をリラックスさせる。

しかし同時に人の行動力を奪う可能性がある。

思ったらすぐに行動すればOK。

 

コラム:忙しいという言葉の定義を変えよう

自己管理は3種類

①ステートマネジメント(状態)

→「意識」:やり遂げた後の達成感や成長に意識を向けると良い

「言葉」:望む結果を具体的に表現する

「身体」:良い感情、良い体の使い方で楽になる

 

②エネルギーマネジメント(健康)

→意外と身体の柔軟性が大事

 

③タイムマネジメント(時間)

→月に一度は、「自分がどんなことを大事にしていきたいか」というテーマを決める

予定の量を増やす、時間は余裕が無いほうがより有効に使える

 

8. 学習阻害→プレッシャーでワーキングメモリが阻害される

これも一種のリハーサルと考えれば良い

 

9. 創造的エクササイズ→やり方を変えながら練習する

学習の初期段階で、他のやり方があるかもと考えながらやると、創造性が増す。

 

7章:発想転換

1. 反証的質問→問題は「あるもの」として話す。

ある前提で話すと、問題点が浮き彫りになりやすい。

「問題」は厄介なものではなく、事実に過ぎないと認識することが大事。

 

2. 批判者の知性→内容とは関係なく、否定的な言い方には説得力がある

一部に否定的な視点を加えると、知性が増す

 

3. 損失回避→人は一瞬でも所有すると愛着が湧き、手放す痛みが生まれる

手に入れるのは簡単、手放すことが難しいので、要らないものには手を出さない。

 

4. 単純化→カテゴリで分けると、偏った考えを持ちやすくなる

決めつけをしないためには、読書、違う年代の人と話す、旅行するなどが有効。

 

5. ネッカーの立方体→ある物事がいったん自分の経験に近づくと、その物事を肯定的に見る癖がある

何かを評価するには、もしも逆の評価をしてみたらと考えてみる。

 

6. 記憶のすり替え→目の前の出来事に対し、都合のいいように記憶が変わる

今までの自分がどうだったかは、自分の成長には関係ない

未来の自分がどうかを考えていくと、現実の自分が辻褄を合わせていい方向に変化する

 

コラム:目的の言語化で世界を見直す

発想は眼鏡のようなもの。

自分なりの解釈で世界を見ている。

発想を変えるには、目的に意識を向け直す。(あくまでも目的が大事で、手段に囚われている場合がある)

 

7. 先見的後知恵→仮定で考えるよりも、そうなった前提で考えれば、より発想が膨らむ

 

8. 観察と人間性→人の行動を鮮明に描写することは、その行動を印象付けることになる

(※マコなり社長のビジュアライズの動画でも同じことが言われていた)

 

感想

ついつい、内容が長くなってしまいました。

それも納得出来る内容が多かったからです。

さらに言うと、思っていた答えと逆が意外と有効というパターンが多く、びっくりすると同時になるほどと思いました。

もちろん、全ての事項が万人に当てはまるというわけではありません。

いいと思ったものだけ、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

個人的な最大の名言は、2ヶ月後のためのごほうびを用意せよでした。(とりあえずサウナ行きたいので、これをご褒美にしてYouTube経理のテーマで30日更新をします。)

この記事は1週間後に振り返って、学びにしていきます。

 

巻末に参考文献としてアイデアのちからも紹介されていました。

これも面白い本でしたので、どうぞ。

www.finance-accounting-value.com

そして参考文献で紹介されている本が非常に多いです。

そういった本の集約なので、頷ける部分が多いということもあるでしょう。 


GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」

 

社会人・大学生問わず、この100のtipsがどれかは必ずあなたの心に刺さるはずです。

本当にオススメの本です!


図解 モチベーション大百科

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。