こんなこともあるんだと思ったので、少しだけまとめます。
HIPHOP界にはbeefというものがあります。
これはラッパー同士のディスりあいです。
有名なところでは、K DUB SHINEとDEV LARGEというものだったり、SEEDAとTERIYAKI BOYZなんていうのもありました。
今回はMC松島とERONEがやり合うことになりました。(この記事は流行りから遅れています)
結論:ビーフの勝ち負けは誰が決めるのか
きっかけはFSD
このビーフのきっかけはFSD(フリースタイルダンジョン)です。
MC松島が、FSDに出場し、3代目モンスターのERONEに負けてしまいます。
この敗北や、FSDの裏側(モンスター同士の空気)などにMC松島は不満があり、ERONEのモノマネ動画やFSDへの不満をぶちまける動画をアップロードします。(物真似動画は削除済み)
これに対し、ERONEがTwitterで感情を露わにします。
ツイート要約
クオリティ低い物真似はするな。
当日もMC松島を快く思わない人を自分がなだめていた。
向こうから場外乱闘を仕掛けてきた。
物真似にムカついてツイートしたら、電話番号教えてくれというDM
普段から後輩などには優しくしている
税率up(※1)やウサギの件(※2)もあった
こっちがニコニコしてるから、舐めた態度をとっているが、人を選んで攻撃をしてくる
※1.税率upとは、消費税アップした時に、SHINGO西成のビートに合わせERONEがラップしていた。(2013年)
それを知ってか知らずか、MC松島も8%から10%になった時に、同じビートでラップをした。(ERONEには連絡せず)
※2.ウサギの件とは、JinmenusagiのリリックとMC松島のリリックが酷似していたという件。
先に発表していたJinmenusagiのフレーズを、MC松島が参考にしたのではということです。
Jinmenusagi「高いハードルはくぐれ わからなければググれ」というフレーズです。
Jinmenusagiがこの件について????というツイートをすると、MC松島は言われて気づいたし、曲も知っていたとツイート。
それに対しJinmenusagiは友達でもないし、うさぎくん呼ばわりはやめてとツイート。
これに焦ったのか、MC松島がメールにて謝罪したというものです。(謝罪が届いたのかさえ不明)
このようなERONEの怒りを感じ、MC松島は謝罪動画を公開。
ERONEも、これ以上言うことはないとし、この二人の間のビーフは終了。
終わったと思ったらなぜかミステリオが参戦
しかし、なぜかミステリオがMC松島に向けてビーフソングをYouTubeに公開する。
正直期待はずれの出来とも言えるレベルだったが、MC松島もアンサー。(ビートはDEV LARGE/ULTIMATE LOVE SONG)
さらに、これにミステリオもアンサー。
そしてMC松島もアンサー(というか説教)
ミステリオ曰く恩人へのDisがきっかけとのこと。
ミステリオと言えば一二三屋、一二三屋と言えば韻踏合組合ということなのでしょう。
確かにミステリオのDisは的外れで、MC松島の言うことの方が説得力があります。
ミステリオは本当に韻を踏んでいるだけで、意味のつながりがほとんどありません。
これがフリースタイルのMCバトルなら許されるのかもしれませんが、アンサーソングとしては落第点でしょう。
ここからは勝手な推測ですが、ミステリオもHIDADDYに指示されてやらされたのかなと。
こう考えるとミステリオも会社員と同じで、トップには逆らえないのかもしれません。
この一連のビーフの勝敗を勝手に決めるなら
MC松島 vs ERONEはERONEの勝ち
ミステリオ vs MC松島はMC松島の勝ち
だと私は思います。
私がミステリオを初めて知ったのは、KOKのプレーオフでした。
今日の昼飯味噌煮込みハンバーグというバースが印象に残って、面白いなと思っていました。
ただ、フリースタイルダンジョンでのバトルを見て、う~んと思ったのはあります。
FSDでは審査員が悪いとも言えるのでしょうが、そこからそんなに応援したいとは思わなくなりました。
そして今回の件も、株を下げる結果になってしまったのかなという印象です。(これからどうなるかは分かりませんが)
MC松島については、税率upやJinmenusagiの件を知って、なんだかなぁと思いました。
ビーフってお互いの嫌な部分を見せる意味もあるよなぁと思ったり。
ビーフはどっちかが負けを認めるケースはないので、結局どっちが勝ったかは見る人が決める話なのでしょう。
知らなくていいこともあるということなのかもしれません。(どちらかと言うとこのビーフは知らない方が良かったかも)
ここまでお読みいただきありがとうございました。