本日は、有報の読み方を学ぶきっかけとして、AppBank株式会社の社長であるマックスむらい氏(村井智建氏)の年収を勝手に想像してみます。
AppBankの記事が、このブログでは最近人気です。(村井氏のメインチャンネルの活動休止の影響と思われます)
今回は村井氏の年収を予想してみようと思います。
※あくまでも想像です
有報(有価証券報告書)には役員報酬について書かれていますが、これは役員トータルの数値となります。
つまり、予想でしか書けないということです。
記事の最後にYouTubeの動画版を付けています。
結論:具体的には分からないのだが、1,000万円ぐらいと予想
なぜマックスむらい氏の年収が気になったのか
きっかけは 下記の動画です。
元社員のS嶋がAppBank(マックスむらい)の闇を暴く
この動画は、過去に出したヒカル氏とのコラボのセルフオマージュだそうです。
この動画の冒頭で、S嶋氏はマックスむらい氏の去年の年収について尋ねます。
村井氏は具体的な数字は出しませんでしたが、 過去3年間は貯金を切り崩しながら生活をしているとコメントしました。
これって自分と同じだなと、感じたのがきっかけです。(規模は全く違いますが)
自分も一人で起業して、売上が3,000円未満なので、貯金を切り崩しながら生活をしています。
ここで、思ったのはそんなに役員報酬少ないのと思ったのです。
有報には役員報酬の総額が記載されている
そこで、本日はAppBankの有報5年分を見て、マックスむらい(村井智建)氏の報酬はどれくらいなのかを見ていきます。
ただし、そのものズバリの年収の金額は出てきません。(出てくるなら村井氏も動画で明言するでしょう)
あくまでも予想です。
有報にはコーポレードガバナンスの状況等というセクションがあります。
ここに役員の報酬を記載することになっています。
以下、AppBankの最新の有報(2019/12月期)より引用です。
このように取締役2名(社内)に対して、年間で2,400万円が支払われていることが分かります。
※少し脱線
ちなみに1億円以上の報酬がある場合は、個別で開示が必要となります。
日産自動車のカルロス・ゴーン氏は、1億円以上貰っており、その数値を過小に記載していたとされています。
AppBankはそもそも、2,400万なので、個別には開示されません。(例:宮下泰明氏1,400万、村井智建氏1,000万のように)
AppBankの平均給与は?
ここでAppBankの給与はどれくらいなのかを確認しましょう。
有報には平均年間給与の記載されています。
以下、AppBankの最新の有報(2019/12月期)より引用です。
最新の有報には、AppBankの平均年間給与が385万円という記載があります。(賞与含む)
5年分のデータを手打ちしたのが、下記となります。
これを見ると給与はほぼ横ばい、勤続年数は少しずつ伸びています。
元々創業から10年も経っていない会社ですので、勤続年数はそんなものですかね?
人員はピーク時から半分になっています。
今期はストア事業も切り離したので、さらに人員は減少する可能性もあります。
役員報酬の推移
5年間の推移がこちらです。
※一番下には有報提出時の取締役を記載しています。
例えば、8期の2,400万円は宮下氏と村井氏に支払われた分というイメージです。
役員報酬は1人当りの平均が1,300万程度になっています。
例外と言っていいのが5期の数字ですが、これは4期が良かったので、報酬を上げたのでしょう。
役員報酬は、株主総会の次の月から改定されることが多いです。
AppBankの場合は12月決算なので、3月に株主総会を行い、4月から新しい役員報酬になるということです。(もちろん、金額が変わらないケースもあり)
そして役員の役職による報酬の違いもあるはずです。
直近の経営体制として、宮下氏が代表取締役で、村井氏が取締役というパターンが続きました。
この場合、どれだけ報酬に差をつけるのかは会社によって異なります。
代表取締役と平の取締役は、結構な差なのかなという感覚です。
直近の8期では、合計で2,400万円を2名に支払っており、感覚的な予想では、宮下氏1,400万円で村井氏1,000万円です。(※ただの予想です)
もちろん、2,400万の内訳なので、宮下氏2,000万、村井氏400万という組み合わせもあり得るのかもしれません。
しかし、それだけ村井氏を低くするなら、宮下氏も下げるべきとなるでしょうから、あまりにも大きな差は二人にはないと思われます。
年収1,000万円で貯金を切り崩して生活するのか
そうなると、冒頭の動画の話で「なぜ貯金を切り崩して生活」なんて言っているのかです。
当然ながら、生活水準は人によってマチマチですから、年収1,000万でも貯金できないという人もいるでしょう。
一度上げた生活水準は中々下げることできないとも言いますし、この類なのかもしれません。
最初は、そんなに少ないのと思って調べてみましたが、実態は予想と違っていて、改めて感覚だけで判断してはいけないと思いました。
ちなみに、YouTubeをメイン事業とする上場会社で有名なのはUUUM株式会社です。
UUUMの従業員の平均給与527万円(382名)で、役員報酬は4名で約1.5億円(一人当り平均は3,750万円)となっています。
4期赤字が続いているAppBankと、4期黒字のUUUMを比較するのは、かわいそうかもしれませんが、UUUMの平均給与と役員報酬が思ったよりも高かったです。
それだけYouTubeの市場規模が、拡大していることを意味しているのかもしれません。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。