ホワイトコンサル代表ブログ(怠惰な経理マンの日常)

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【松本晃氏】「いま日本を代表する経営者が考えていること」を読んでみた

【松本晃氏】「いま日本を代表する経営者が考えていること」を読んでみた

【松本晃氏】「いま日本を代表する経営者が考えていること」を読んでみた

好きな経営者である松本晃氏の話が読みたくて、本を買った話です。

結構前から、プロ経営者の松本晃氏の言葉が好きです。

合理主義的な部分が、自分に合うというのが好きな理由のメインだと思います。

今回は、松本晃氏を含む経営者の言葉が詰まった本を紹介します。

京都大学での経営学講義の本となります。

日経スタイルなどの記事と重なる部分もありましたが、面白かったです。

結論:一利を興すは一害を除くにしかずを意識する

「いま日本を代表する経営者が考えていること」

今回紹介する本は、「いま日本を代表する経営者が考えていること」です。

編著は川北英隆氏(京都大学名誉教授投資研究教育ユニット代表・客員教授)と奥野一成氏(農林中金バリューインベストメンツ常務取締役(CIO))です。

この本は、京都大学の経済学部の講義が元であり、その講義とは日本を代表する5~6社の経営者に登壇してもらい、学生向けに経営哲学や経営戦略を語ってもらうというものです。

登壇者の一例を示すと、下記になります。

2014年度:オムロン株式会社、日本電産株式会社、株式会社堀場製作所、株式会社島津製作所、株式会社ワコールホールディングス

2015年度:株式会社クボタ、リンナイ株式会社、株式会社京都銀行、小林製薬株式会社、株式会社MonotaRO、京セラ株式会社

2016年度:積水ハウス株式会社(和田勇)ホシザキ電機株式会社(坂本精志)大和ハウス工業株式会社(樋口武男)シスメックス株式会社(家次恒)カルビー株式会社(松本晃)

今回、本で紹介されているのは、2016年度の5名です。(太字)

その中でも、この記事ではカルビーの松本晃氏の話を中心にまとめます。

余談ながら、積水ハウスの代表は和田勇氏で、地面師詐欺事件がきっかけで取締役を解任されたことでも有名です。

また大和ハウス工業は樋口武男氏で、この方の本(自伝)も読んだことがあるのですが、非常に型破りで面白かったです。


熱湯経営―「大組織病」に勝つ (文春新書 586)

 

松本晃氏のエピソード 

表題は「権限委譲」こそ、人材育成の最適ツール。

一桁の利益率を11%超に押し上げた成果主義経営です。 

15個の小さなテーマがあって、タイトルでおっとなったのは「七年連続増益程度で威張るな」、「会社はくたびれた人間をつくる所ではない」、「No Meeting, No Memo」です。

以下、私が参考になった部分だけ要約します。(※以前の日経スタイルの記事にも同じようなことが書かれている部分があります。)

www.finance-accounting-value.com

「変革する気がないのなら死んでしまえ」がテーマ

自分たちが変化しなかったら、会社も個人も死んでしまう

現状に満足したらそれで終わり

経営に欠かせない3つの要素

①ビジョン

②(ビジョンを具現化した)プラン

③リーダーシップ

 

ステークホルダーズには4種類に分ける事ができて、以下の優先順位がある

1位:顧客と取引先

2位:一緒に働いている従業員と従業員の家族

3位:コミュニティ

4位:株主(ステークホルダーズに対してこの順番で責任を果たせば、最終的に株主も幸せになる)

 

なんとか部長とか、社長とか呼ぶことを禁止、さん付けでいい(肩書で呼ぶのは日本ぐらい)

一利を興すは一害を除くにしかずが大事(一つの良いことを新しく始めるよりも、何か一つ悪いことを止める方が良い)

 

厳しいけどあったかい会社にした

厳しいとは成果にこだわる、あったかいとはその成果を出すための仕組みを会社が用意するということ

稟議書はほとんどなくして、定例会議もなくし、中計も作らない

マル秘の書類なんてない、マル恥の書類も全部見せる

とにかく権限は委譲する、権限委譲が人を育てる

 

重要なのはガバナンス

日本の会社の多くは取締役会と経営が一体化しているが、これはガバナンスとは言えない

会長と社長、CEOとCOOのように二段重ねのケースがあるが、これでは不健全

女性のダイバーシティも重要

ワークライフではなく、ライフワーク(ライフの方が大事に決まっている)

古い労働慣行がひとりひとりの人間をダメにしている

成果主義(数字で図る)が大事

 

感想とアクションプラン

やっぱり松本晃氏の考え方はしっくりくるなぁと思いました。

残念ながら、同じ会社では働けないでしょうが、考え方を理解して自分の社会人としての指針にしようと思いました。

大学生の頃にこんな話が聞けたら、本当にためになるでしょうね。(実は、大学生の頃に企業の方が来て、話を聴くという機会があったのですが、何一つ覚えていません)

 

アクションプランとしては、一つの良いことを新しく始めるよりも、何か一つ悪いことを止める方が良いを意識してみようと思います。

何かを止める努力というのも、大事なのでしょう。

本としては、まずまず面白かったです。

京都大学の経営学講義 いま日本を代表する経営者が考えていること

 

ちなみに、第二弾の本もあります。

サントリーホールディングス、ピジョン、セブン銀行、ライフネット生命保険、不二製油グループ本社の社長が話しているようです。


京都大学の経営学講義II 一流の経営者は、何を考え、どう行動し、いかにして人を惹き付けるのか?

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。