クラウドワークスに続き、ランサーズでも経理の副業を調べてみました。
以前も調べた、経理の副業の話です。
前回はクラウドワークスで探して、全然見つかりませんでした。
www.finance-accounting-value.com
今回は、同じく大手副業サイトのランサーズに登録して求人を探しました。
端的に言うと、数は少ないのですが、クラウドワークスと少し特徴は違いました。
その部分も含め、記載していきます。
結論:経理の副業は少ない
ランサーズで副業
今回、登録したのは下記のサイトです。
早速、プロフィールを必要なところだけ入れて、経理で検索しました。
ヒットは10件以上あって、経理業務と限定すると9件です。(例えば、転職の体験談を書いて下さいみたいなは除いた結果)
まず、依頼主が2種類です。
普通の会社からの依頼と、Lancers Agentからの依頼となっています。
違いはよく分かりませんが、Lancers Agentの案件はよりガチな案件がありました。
これは派遣社員みたいな感じで、週5で勤務して月63万というものもあります。
もちろん、ハイスペックを求めていて、よくよく見ると、システム開発がメインでした。(経理部門との連携が入っていた)
完全在宅ワークというのも1件あり、この案件アウトソーシングサービスを展開している会社が実際にオペレーションをする人を募集しているようです。
その他、都内の案件で、打ち合わせは都内なので、都内の人でないと応募できないなどがあります。
クラウドワークス同様、選択肢としてはかなり少ないです。
9件あるうちの、本当の経理に限定すると4件しかない。(同じ投稿も1つと)
クラウドワークスをもう一度見直すと、経理・会計・事務というカテゴリがあり、募集は25件。(前回見ていたのは、ビジネス・財務会計・知財のカテゴリ)
ただし、ここには事務関係も含まれており、経理の募集は8件程度でした。
ランサーズと同様の内容の投稿もあり、どっちでも募集している会社もあるようです。
なぜ経理の副業が少ないのか
なぜ少ないかについて考えてみます。
副業が増えにくいのには、主に2つ原因はあります。
①質の担保が難しい
1つ目は、仕事の質の担保が難しいです。
仕事を依頼する側の文章を見ても、なんかこの会社信用しにくいなぁ~ということもあります。
同様に、自分のような仕事をする人を選ぶ段階でも、この人確実に仕事をやってくれそうと思える人が少なそうだと感じます。
プロフィール等の記載もありますが、これだけでは正直分かりにくいのではないかと思います。
そうなると、仕事に対する質がいいと思える人と、そうでない人の差が激しいのではと考えます。
さらに、継続発注も難しい人もいます。
あくまでも一時的に副業サイトを利用している人もいますし、そうなると益々当たり外れが大きくなりそうです。
②ノウハウが蓄積されない
2つ目はアウトソーシングでありがちですが、その仕事のノウハウが組織に残らないです。
これもシステムによる部分が大きく、従事する人(仕事をやってもらう人)が入れ替わることで起きる問題です。
自分が仕事をこなせばいいという動機であれば、効率的に仕事をするためのノウハウを人に伝えるメリットはありません。
それがその会社の社員なら、継続的に仕事をするので、これはこのように改善した方がいいという意見などが出るでしょう。
いつ、仕事がなくなるか分からない状況ではノウハウを蓄積するのは難しいです。
さらに経理の副業という点で考えると、次の要因もあるように思います。
それがやってもらった仕事のチェックです。
経理では例えば伝票作成や、決算書、申告書の作成などを依頼することがあるでしょう。
しかし、そのやってもらった仕事が合っているか、合っていないかをチェックする作業が必要です。
恐らく非上場の会社が依頼するのでしょうが、当然ながら間違いがあれば問題です。
私も人が打った伝票をチェックしたことがあります。
これが非常に面倒なのです。
人によって癖もあったりして、感覚が狂うような感じすらあります。(伝票として、合ってるのは合っている)
簿記の仕訳の問題でも正解例が2つあったりします。
専門性がポイント
仕事内容が専門的になればなるほど、チェックの手間が増えるというのは覚えておくべきポイントでしょう。
逆に言えば、ライティングのような比較的専門的ではない仕事の方が、アウトソーシング(副業)には向いているとも考えられそうです。
募集案件が少ないと、応募する側からすれば選択肢が少なく、あまり人が集まらないのかもしれません。
そもそも、専門性が低い仕事は外注するのではなく、AIにやってもらう時代になるとも言えます。
そうなると、アウトソーシング事業というのも、需要があるようで爆発的には伸びないとも考えることも出来そうです。
経理の副業も急激には増えないと考えます。
まずは会社でスキルを磨くというところでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。