経理の担当者だけでなく、ビジネスパーソンが押さえておくべき英単語を元商社経理マンの視点で厳選しました。
本日は、これだけ覚えておこうという、経理や数字などの英単語を紹介します。
これを1回見ただけで暗記は難しいでしょう。
しかし、一度でも聞いたことや見たことがあるというのが、非常に大きいのです。
私も新卒で経理に配属され、ケイツネって何?となりました。
その時に一度でも聞いたことがあれば、より言葉が身近に感じられ、何を言っているかが判断出来るということです。
是非、頭の片隅に置いておくイメージで、最後まで見て頂けると、きっと効果があると思います。
私はTOEIC800点を超えていて、海外出張には2回しか行ったことのないレベルですが、英語は繰り返すことが力になります。
経理と英語の記事でも、ビジネスに必要な英語の部分は少ないという話をしています。
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結論:これプラス自分の業界の英単語も押さえよう
勘定科目
~PL関係~
1. 損益計算書(PL)
Income statement または Profit and loss statement
PLを知っているならprofit~の方が馴染みやすいと思います。
2. 売上高
Sales
3. 売上原価
Cost of sales または Cost of goods sold(COGS)
4. 販売費及び一般管理費(所謂、販管費)
Selling, general and administrative expenses(SG&Aとも略される)
5. 販売手数料
Sales commission
コミッションは頻出ワード。
6. 交際費
Entertainment expenses
7. 旅費交通費
Travel expenses
8. 営業利益
Operating revenue
ちなみに中国における営業利益は、日本における営業利益と微妙に違うので、注意
中国の営業利益≒日本の経常利益のイメージ
9. 受取配当金
Dividends income
10. 収益の計算式
Revenue-Expense=Net income(Net loss)
~BS関係~
11. 貸借対照表(BS)
Balance Sheet
12. 資産(資産の部合計を意味することもある)
Assets
13. 現金
Cash
14. 預金(当座預金はcurrent、普通預金はordinary)
Bank account
15. 商品(棚卸資産)
Inventory
16. 売掛金
Account receivable(ARとも略される)
17. 負債(負債の部合計を意味することもある)
Liabilities
18. 借入金
Loans
19. 買掛金
Account payable(APとも略される)
20. 預り金(源泉や社会保険料)
Withholdings
21. 資本(純資産の部合計を意味することもある)
Equity
22. 純資産
Net assets
23. 資本金
Common stock または Shareholders'equity、Share capital
24. 利益剰余金
Retained earnings または Retained profit
勘定科目以外
25. 口座、勘定
Account
新規の取引なら、まずアカウントを作らないとなんて表現もあります。
26. 予算
Budget
これも頻出ワード、予算と実績の比較など出てくる頻度が高い
27. 借方
Debit(Dr.とも略される)
28. 貸方
Credit(Cr.とも略される)
2つでデビクレと評される
クレジットメモ(売りのマイナス)やデビットメモ(買いのマイナス)でも使います。
29. 残高
Balance
バランス(貸借)が合わないなんて経理でも言ったりします。
売掛金の残高がまだある時にも、バランス(未払い)がある、というように使うことがあります。
30. 子会社
Subsidiary
31. 連結決算
Consolidated statement
連結って何という方はこちらも見ておきましょう。
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32. 残高試算表
Trial balance(T/B)
33. 総勘定元帳
General ledger(G/L)
この2つはSAPという会計システムを使っていると、目にすることもあるかもしれません。
他にもたくさんありますが、まずはこれを押さえておきましょう。
例えば会議費ってなんて英語なんて思うかもしれませんが、それは実際に出てきた時でもいいのです。
まずは出てきそうなものから、一度聞いたことがある状態にしておきましょう。
自分の業界のワードを考える
そして業界毎に、出てくる英単語も変わってきます。
例えば、メーカーなら原材料の名前や、工場の工程に関するワードもよく出てくるでしょう。
商社なら、納期だったり、船や飛行機の手配、代替品なども頻出でしょう。
自分の働いている業界の言葉を、英語で言ったらどうなる?という視点があると、どんどん自分が使えるかつこれから使いそうな英単語が手に入ります。
例えば、自分が取引先と日本語でメールしている中で、出てくる単語を英語で表現すればどうなる?と考えてみると、世界が広がっていくと思います。
私も経理マンで、英語の財務諸表などを作成する機会があったので、英単語のボキャブラリーが増えました。
身近なところからスタートすれば、英語を学ぶ心理的な負担も少ないでしょう。
まとめ
本日は海外出張や現地赴任の際に、覚えておくべき経理関係の英単語を33コ紹介しました。
合わせて、業界毎の出てきやすい英単語の特徴を知っておこうという話もしました。
自分の普段のメールを英語で表現したら?というやり方もあるよという例を挙げました。
知っていれば、このことかと思うことだと思いますが、知らないと???という状態になってしまいます。
是非、動画でも見て知識を定着させましょう。
会計プロフェッショナルの英単語100――世界の一流企業はこう語る
ここまでお読みいただきありがとうございました。