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【書籍】岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。がいい本

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。がいい本

【書籍】岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。がいい本

いい本に出会ったなと、ただただ思います。 

とあるブログで紹介されていた本です。(残念ながら詳細は忘れてしまいました。)

本が届いて一気に読んだのですが、これがいい本だったので紹介します。

岩田聡さんの言葉を、まとめたものなのですが、正に人格者という感じで、頷ける内容です。

本日はそんな、読むことで心が穏やかになる本の紹介です。 

結論:ビジネス書とは思わず、単純に読んでほしい

岩田聡さん

岩田聡さんは、任天堂の社長だった方です。

ja.wikipedia.org

2015年7月に病のため、お亡くなりになりましたが、影響力の大きい方だったようです。

私は岩田さんのことをほとんど知らずにこの本を読みましたが、改めてすごい方だなと感じました。

この本は岩田さんとも交友が深い糸井重里氏(ほぼ日刊イトイ新聞)がまとめたものです。 


岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

なにかのブログで紹介されており、購入したのですが、非常に読みやすく、岩田さんの人柄が伝わってくると感じたので紹介します。

要約

この本は要約ということに意味がないように感じられるので、簡単なまとめを1行ずつと印象的なエピソードを紹介します。

この本は7つの章に分かれています。

1章:岩田さんが社長になるまで。

高校と大学、そしてHAL研究所時代の話。

 

2章:岩田さんのリーダーシップ。

自分達が得意なことと、ボトルネックを見つける。

 

3章:岩田さんの個性。

ご褒美を見つけられる能力。 

 

4章:岩田さんが信じる人。

 アイディアとは複数の問題を一気に解決するもの。

 

5章:岩田さんの目指すゲーム。

従来の延長線は恐怖。

 

6章:岩田さんを語る。

宮本茂氏(任天堂取締役)と糸井重里氏が語る。

 

7章:岩田さんという人。

わからないことを放っておけない。 

 

エピソード

岩田さんという人と、学ぶ部分。

  • 判断とは、情報を集めて分析して、優先度をつけること
  • 同じ価値観が共有できていることがわかると、お互いすごく幸せになる
  • 人はとにかく手を動かしているほうが安心するので、ボトルネックが見つかりにくい
  • 自分が注ぎ込んだ苦労やエネルギーよりも、ご褒美の方が大きいと感じたら人はそれをやめない(見返りが合わないと感じたら、人は挫折する)
  • なにかにハマった時に、なぜハマったかが分かると、そのプロセスを共感を呼ぶ手法として活かせる
  • 自分が苦労だと思わずに続けられることで、価値があることを見つけられた人は幸せ

 

この本を読んで思ったのは、岩田さんは当事者意識がかなり強かったようで、そこが経営者として優秀だった部分なのかなと感じました。

また、面談の機会を取って、人の話をよく聞くということも良い要素でしょう。 

常に自らの最適ではなく、組織・会社の最適を意識しているんだろうなぁと感じました。

MOTHER2の開発の際の有名な言葉が、下記です。

「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。いちから作り直していいのであれば、半年でやります。」

一番面白いなと思ったエピソードを一つだけ。

開発をしている際に、当初は計画になかったことでも、「これ、僕がやっておきましょうか?」というように処理してくれる人が多いと、プロジェクトは上手くいく。

こうなりたいというイメージを、チームで共有することが大事なのでしょう。

自分以外の人に敬意を持つということも紹介されていました。 

 

普通のビジネス書のような構成にはなっていませんが、辛い時に読んでも元気が出そうな本だなぁと思いました。

最近の本の中で、かなり面白くずっと本棚に置いておこうと思う本でした。

そして任天堂という会社を応援したくなりました。

 

ブロガーにとっては、「自分が注ぎ込んだ苦労やエネルギーよりも、ご褒美の方が大きいと感じたら人はそれをやめない(見返りが合わないと感じたら、人は挫折する)」という言葉が響くのではないでしょうか。

苦労して書いた記事でも、読んでもらえないと感じると、ブログを挫折する可能性があるなと思います。

そういう時でも、ブログ更新ができる人ほど、恐らく上手くいくのかなと感じます。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

 

※断捨離するので少しだけ追記

人は全員違う、そしてどんどん変わる

人が相手の言うことを受け入れてみようと思うかどうかの判断は、「相手が自分の得になるからそう言っているか」、「相手が心からそれをいいと思ってそう言っているか」のどちらか

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。