ホワイトコンサル代表ブログ(怠惰な経理マンの日常)

アラサー起業した経理マンの日常をつらつらと

【会計士のキャリア】経理マンが過去に戻れるなら、会計士を目指すかを考えてみた【YouTube動画あり】

【会計士のキャリア】経理マンが過去に戻れるなら、会計士を目指すかを考えてみた

【会計士のキャリア】経理マンが過去に戻れるなら、会計士を目指すかを考えてみた

とある会計士は稼げない?という動画を見て、ふと経理マンが考えてみました。

大学時代には、会計士を目指そうとは思わなかった経理マンが、もしも人生をやり直すなら会計士を目指すということを想像します。

きっかけは、SNSなどで少し話題になった会計士は稼げないという動画です。

内容については、個人の解釈の問題だと思うので、コメントはしません。

色んな会計士に会ってきた経理マンが、会計士になることのメリットとデメリットを踏まえて語ります。

結論:会計士に落ちるリスクを考えると、挑戦しにくい

会計士の存在を知ったのは大学生時代

私が会計士という存在を初めて知ったのは大学生の頃でした。

私の大学の経営学部では、日商簿記の授業があり、講師が大原という資格の学校から来ていました。

簿記からのステップアップとして紹介されていたのが、公認会計士です。

正直、授業での簿記に面白さは特に感じていませんでした。

それは簿記を学んでも、あまり会社の財務分析には使えないのではと思っていたからです。

 

しかし、会社がなぜ成功した(利益が上がった)か?というのを知ることは好きでした。(所謂経営学というものでしょうか)

そして、その会社の財務諸表を監査するという会計士という存在は特別だと感じました。

それでも、会計士になろうとは思いませんでした。

その理由は、今にして思えば、単に挑戦しない理由を探していたと思います。

会計士は初任給が民間の会社に就職するよりも高いが、その後の昇給のスピードは遅いと思っていました。

普通の会社は最初は年収が低いが、それなりに上がっていくと思っていました。

今思うと、この考えはズレているのですが、そんな理由で普通に就活をすることになって、結果たまたま経理マンになったのです。

 

前提 :会計士は優秀

以前も書いていますが、会計士の先生は優秀な方が多いです。

www.finance-accounting-value.com

経理マンとして、多くの会計士の先生と会いましたし、ほぼ全ての先生が優秀な方ばかりでした。

また、監査法人出身の経理の方とも話す機会がよくあり、これもまた仕事が出来ると感じる方が多かったです。 

端的に言えば、会計士の先生はすごいということです。

 

会計士のキャリア(会計士になるメリット)

そして会計士のキャリアも、豊富な選択肢があり、羨ましいと思うほどです。

まずは会計士として監査法人で活躍する道です。

様々な会社の監査を行い、それが適切かどうかを議論するという責任のある仕事です。

IPO監査など

マネージャーになれば、普通の会社よりも裁量感を持って、メンバーを動かすことが出来るでしょう。

パートナーまで上り詰めることが出来れば、会社の監査報告書に名前が載ることさえあります。(ここまで行ける人は稀ですが)

 

そして事業会社の経理や経営企画にも転職が可能です。

会計士というネームバリューは非常に大きいです。

監査のプロなので、内部監査部門も欲しがる人材です。

同じくコンサルファームや金融なども転職先としてあり、様々な選択肢から会社を選べるでしょう。

またベンチャー企業のCFOやマネージャーといったポジションも考えられます。

 

さらに独立開業するという手段もあります。

会計士の試験に合格するということで、税理士としても働くことが出来、会計のプロと言えます。

開業すれば、別の会社から社外取締役や社外監査役としての仕事も受ける可能性だってあります。

 

当然稼げる人は、何千万以上稼ぐでしょう。

一方、監査法人に会計士として働いていても、アサインがなくなり仕事がないという会計士もいるにはいるようです。(干されていると言える) 

この部分に関しては、弁護士などでも同様で、弁護士にはなったけど稼げないという人もいるでしょう。

つまり、どの業界でも出来る人と出来ない人はいるとまとめられるでしょう。

もちろん、これは大学も同様で、東大出身だからと言って成功するとは限らないという話です。(成功をどう定義するかもある)

 

会計士になれないリスク(目指すデメリット)

これだけ会計士になれば、多様な選択肢があるということは理解して頂けたと思います。

会計士になりさえすれば、ある種バラ色なのかもしれません。

しかし、公認会計士試験は合格率が低い試験です。

www.tac-school.co.jp

この記事によれば、合格率は10%前後だそうです。

そして公認会計士の試験に合格するまでの年数は、平均して2年~4年程度らしいです。

となると、5年勉強して諦めるというパターンもあり得るでしょう。

大学生であれば、大学を卒業して試験に挑むという人もいるでしょう。

正に背水の陣と言えるのではないでしょうか。

大学の在学中に、合格出来るか出来ないかが一つの分かれ目になりそうです。

合格の平均年齢も25歳と、ストレートなら大学院を出ているくらいの年齢です。

 

私も大学受験に失敗し、2年間も浪人していました。

浪人時代に、ある講師が言っていたのは、「あなた達は浪人をすることで生涯年収が1年分少なくなることを自覚せよ」でした。

これはその通りで、大学を卒業し試験に挑むなら、その年数だけ年収が減るということは理解しておくべきでしょう。(当然、いつ死ぬかは分からないが)

 

会計士受験を諦めた人は、会計事務所や事業会社の経理として働くことがあるようです。(もしくはコンサルファームで働く)

当然、会計や監査に関する知識を一定持っているでしょうから、それが生きる道を選びたいという気持ちはあるでしょう。

私は、そんな会計士受験をしていたけど諦めたという人には会ったことはありません。

ただ私なら、会計士を目指していたことを言おうとは思いません。

私は大学受験で失敗し、2浪して合格したのも第一志望ではありませんでした。

だけど、その第一志望がどこかなんて言いたくないのです。

かなり悔しかったし、それを言っても何も変わらないと思うからです。

会計士を諦めるということは、大学受験以上に悔しいことだと思います。

 

主な違いとして、まず大学受験なら滑り止めや第二志望の存在があります。

しかし会計士試験は、合格か不合格の1か0の世界です。

しかも、この後の長い社会人生活のキャリアを左右するのですから、大学受験以上のプレッシャーでしょう。

 

過去に戻れるなら?

さて、本題の経理マンが過去に戻れるなら挑戦するかですが、現役で大学に合格していたら挑戦してみたいという感じです。

私は2浪して大学に入っているので、これ以上遅れはまずいという意識が強かったです。

もしも、会計士受験をしていたら、どんどんと社会に出るのが遅くなっていたでしょう。

 

とあるサイトには何の取り柄もない人ほど、会計士などの専門家を目指すべきと書いてありました。

私も大学時代は、自分に何が出来るんだろうと思っていたので、士業を目指すという選択肢も有効だったのかもしれません。

確かに会計士試験は、一発逆転が狙える資格ではあります。

合格すれば、出身大学だって関係ないし、そもそも大卒と高卒の違いもありません。

事実、私が会ったことのある会計士の方で、「私は大卒ではないんですが…」という方がいました。(非常に優秀な方でした)

 

抽象化してこんな人にオススメという形にします。

  • 学歴に不安があったり3浪以上など、会計士合格で逆転を目指す方
  • 現役で大学合格し、年齢として余裕がある方
  • 絶対に会計士になるという意思があり、かつ将来の具体的なキャリアプランがある方

やっぱり自分の実現したいことが明確な人ほど強いし、その目標のためなら色々な誘惑にも勝てるでしょう。

そこには年齢は関係ありません。

最年長だと60歳以上で合格している例もあるようで、年齢というのは単なる記号なのかもしれません。

抽象化してみることも大事だなと、改めて感じた経理マンでした。 


会計士・税理士はこれからどう生きるか AI時代にも稼げる「働き方の未来地図」

 

動画版です。

youtu.be

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。