休日出勤はしたくないけど、する時はこういうところを意識してもいいのではという話です。
経理マンに休日出勤はあるのかと訊かれると、あるところはあるという当たり前の回答になってしまいます。
ブラックの会社でなければ、休日出勤をフルですれば、その代りの休日が後日貰えますので、出勤日数という観点では休日出勤をしてもしなくても同じです。
個人的には、休日出勤はしたくないのですが、メリットもなくはないので、本日は休日出勤のうんぬんを語ります。
また、経理で休日出勤の可能性についても、予想できるポイントを書きます。
結論:人がいない分集中できるが、肉体的にはしんどい
経理マンの休日出勤
私は新卒で入った会社で経理に配属され、7月の1Q決算(3月決算だったので)から休日出勤がありました。
やはり決算ではやることが多いので、決算月(1月、4月、7月、10月)は休日出勤でした。
そして、その月は2回休日出勤(基本は土曜)がありました。
会社の忙しさはそれぞれ異なるでしょうが、経理が関わるというと、四半期決算や株主総会の準備、M&A案件、IPO準備などで休日出勤を求められる可能性があるかもしれません。
推測に過ぎませんが、上場企業ほど経理としてやることが多いので、休日出勤の可能性が上がるのではと思います。
これは自発的に休日出勤したいからするのではなく、上司から求められて休日出勤する場合です。
休日出勤のメリットとデメリット
基本的に土日の休日出勤はしたくない方が多いとは思いますが、メリットとデメリットを整理してみます。
メリット
- 平日と比べ電車が空いている
- 服装がスーツでなくて良いので気楽(会社による)
- 出社している人も少なく、余計な問い合わせもない
デメリット
- 土曜に出社すると6連勤となりしんどい
- 代休は後になって取得になる
- やっている仕事がバカらしくなる
メリットとしては、集中できるということに集約されるかもしれません。
確かに、休日には会社に行きたくありませんが、電車も空いているし、会社も人が少ないです。
多少は集中力がアップする気がします。
デメリットとしては、とにかくしんどいです。
四半期決算の場合、投資家などに情報を開示するのがゴールなので、休日出勤でゴールではありません。
休日出勤でのゴールはありますが、それでも後は来週か…という感じで会社を後にします。
だから休日出勤の代休も、次の月に取得とかになってしまいます。
一度、代休が2日溜まっていた時にインフルエンザになって5日間会社に行けませんでした。
有給はたくさんあったのに、2日の代休から使ってくれと言われ、なんだかなぁと思いました。
私の場合、四半期決算毎に、休日出勤が2回もあったので、これじゃあ仕事の設計がおかしいじゃんと思っていました。
突発的なトラブル等で、出勤しなければならないのは理解できますが、休日出勤が前提の決算なんて、組織としておかしいと感じていました。
そんなわけで、徐々に仕事に対してのモチベーションも低下しました。
当然ながら、経理部でも休日出勤しないといけない人とそうでない人がいて、これもやる気の低下につながりました。
休日出勤が最初からスケジュールに入っている会社は、どうなんだろうと思ってしまいます。
経理で休日出勤する可能性を見るには
当然ながら、就職活動をしていて休日出勤あるかもなんて書いている会社は恐らくないと思います。
上場企業の経理に限っては、忙しい可能性が高いところを探すことはできると思います。
それは、短信の開示日を見ることです。
上場企業の四半期決算の場合、短信と四半期報告書を発表する必要があります。
詳しくは書きませんが、短信と四半期報告書では、短信の方を早く開示します。
トヨタの1Q(3月決算)の短信を見ると、短信の開示は8/2に対し、四半期報告書は8/9となっています。
業種は全く違いますが、カネカは同じ3月決算で、短信は8/8、四半期報告書は8/9となっています。
恐らくこのカネカのようなケースが一番遅いので、経理のスケジュールとしては優しいと言えるかもしれません。
このように短信の開示には、企業によって差があるので、短信の開示が遅い企業の方が休日出勤が少ないかもしれません。
ちなみに、8営業日で決算を開示する会社(ホギメディカル)もあったりして、ここなんかは大変だろうなぁ~なんて考えてしまいます。
2015年とちょっと古いですが、日経の記事もあります。
もちろん、投資家サイドとしては、早く開示してくれる方がありがたいわけで、そのバランスは難しいですね。
以上、休日出勤のうんぬんでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。