怠惰な経理マンの日常(MCバトル結果まとめ他)

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【書籍】東野圭吾が好きな経理マンが面白かった本を紹介

東野圭吾が好きな経理マンが面白かった本

【書籍】東野圭吾が好きな経理マンが面白かった本を紹介

 東野圭吾にアラサーになってハマった経理マンが、面白かった本を紹介します。

 池井戸潤さんにハマった後に、東野圭吾さんの本ばかり読むようになりました。

備忘録も兼ねて、東野圭吾さんのオススメ本を紹介してみます。

池井戸潤さんの記事はこちら

www.finance-accounting-value.com

今までに読んだのは、26冊です。 

結論:夢幻花、流星の絆、仮面山荘殺人事件が特にオススメ

東野圭吾さんの本

①秘密

 最初に読んだのは、大学生時代に読んだ秘密。


秘密

 バスの事故で妻と娘が入れ替わって、始まる奇妙な生活。

 やっぱり最後はどんでん返し。

とにかく最後が気になる展開です。

 

②マスカレード・ホテル

 ホテルで起きる大事件とそれに立ち向かう警官とホテルウーマン。


マスカレード・ホテル (集英社文庫)

ホテルで働く山岸尚美と警視庁から来てホテルマンに扮する新田浩介。

この二人のやりとりも面白いです。

山岸尚美の誠実な姿勢が、ホテルで求められるお客様の仮面を守る役割を持っている。

 

③白夜行

とある男と女から始まるストーリー。


白夜行

最初に起きた事件から、様々なことが最後につながっていく。

864ページと長編ではあるものの、スピーディーにストーリーは展開していく。

ラストもやはり必見。

 

④マスカレード・イブ

マスカレード・ホテルの第2弾。


マスカレード・イブ (集英社文庫)

前作の主人公二人が出会う前のストーリー。

短編集となっており、4話の構成。

今作でも山岸尚美と新田浩介のキャラクターが面白かったです。

 

⑤どちらかが彼女を殺した

妹を殺した犯人は妹の親友か、かつての恋人か。


どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

正直、どちらが犯人かは解説を読まないと分かりませんでした。

兄である主人公の揺れる思い。

加賀恭一郎シリーズでもあります。

 

⑥悪意

逮捕された犯人の動機に焦点が当たった作品。


悪意 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ。

手記に書かれていることに引っ張られてしまう作品。

最後は、人間の悪意について考えてしまうような、独特なラスト。

正に東野圭吾ワールドといった感じ。

 

⑦容疑者Xの献身

ガリレオシリーズの頂点。


容疑者Xの献身 (文春文庫)

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神と、親友である物理学者の湯川学の悲しい戦い。

石神の考え抜かれた策略の最後は、意外な展開。

弁当屋で働くという設定も、なんか納得してしまいました。

 

⑧さまよう刃

遺族の復讐と少年犯罪がテーマ。


さまよう刃 (角川文庫)

最愛の娘を失った父親の怒り。

少年犯罪という法が届かないところへ、切り込む。

ラストは驚きですが、ある種現実的なのかもしれません。

 

⑨幻夜

阪神大震災から始まるストーリー。


幻夜

白夜行の続編的な位置づけの長編(792ページ)。

ヒロインの内面は、白夜行よりも詳細に描かれているか。

ラストもやっぱり衝撃的。

 

⑩私が彼を殺した

容疑者は3人で皆「私が彼を殺した」と主張する。


私が彼を殺した (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ

これも袋とじに解説が載っているパターン。

毒入りカプセルが事件のキーポイント。

 

⑪赤い指

平凡な家庭と、老人。


赤い指 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ

ラストに向けて、読み進める手が重くなる作品。

それでも最後は納得の終わり方。

 

⑫宿命

刑事と容疑者、幼なじみの2人が宿命の対決をする。


宿命 (講談社文庫)

とある殺人事件で警察官の主人公は、かつてのライバルに出会う。

ラストで明らかになる二人の特殊な関係とは。

最後のセリフが全てという作品。

 

⑬むかし僕が死んだ家

元恋人と主人公は、とある家に向い、恐るべき真実と出会う。


むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

誰もいない家での描写が恐怖を掻き立てる。

虐待という伏線も、しっかりと回収。

ラストはちょっと意外な幕切れという感じ。

 

⑭夢幻花

存在しないとされる黄色いアサガオから始まる奇妙なストーリー。


夢幻花(むげんばな)

殺人を起こしてしまう原因が、明らかになる瞬間がすごいの一言。

負の遺産というのがテーマ。

それとどう向き合っていくのかというところ。 

 

⑮使命と魂のリミット

医師のプライドとそれぞれの思い。


使命と魂のリミット (角川文庫)

医療ミスをネタに脅迫される病院。

病院の危機と、そこで行われる手術。

何度でも書くが、東野圭吾さんの本はラストが面白い。 

 

⑯嘘をもうひとつだけ

短編が4つ。


嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ

派手さはないが、どの話も人の内面をしっかりと描いている。

加賀恭一郎の誠実で毅然としたキャラクターが際立っている。

 

⑰分身

自分とそっくりな分身を巡るストーリー。


分身 (集英社文庫)

テレビに映った自分とそっくりな女性。

分身はどうして生まれたのか、そこには複雑な医学の力が。

レモンが最後に…。

 

⑱流星の絆

何者かに両親を惨殺された三兄妹の復讐のストーリー。


流星の絆 (講談社文庫)

復讐をするべき相手に出会ったと思ったら。

ラストは悲しさと感動が待っています。

東野作品史上、売り上げNo.1とありますが、それも納得。

 

⑲手紙

罪を犯した兄と、その犯罪者の弟というレッテルを貼られる弟。


手紙 (文春文庫)

犯罪加害者の家族がテーマ。

何も知らない兄と、兄を憎んだ弟。

罪を償うとはどういうことかを考えさせる作品。

ラストは読者もきっと泣いてしまう。

 

⑳ある閉ざされた雪の山荘で

俳優志望の7人の男女が山荘で事件に。


ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

舞台稽古として、山荘に集められるが、実際に殺人事件が起きてしまう。

これは芝居なのか、現実なのか。

ラストに驚かされる作品。

 

㉑人魚の眠る家

最愛の娘が脳死になった家族を描く。


人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

脳死と臓器移植というテーマを扱うこの作品。

狂気とも言える母の愛と、周りの人の目。

救いとも言えるラストに注目。

 

㉒祈りの幕が下りる時

加賀恭一郎の謎に迫る


東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 文庫8冊セット (講談社文庫)

とある二つの殺人事件から始まる謎。

東京の日本橋に纏わるエピソードもあり、東京の方はより親近感があるかも。

一つの嘘から、様々なことが起こり、最後は少し悲しい終わり方のように感じました。

 

㉓仮面山荘殺人事件

8人の男女が集まった山荘で、強盗と殺人が。


仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

山荘で起こった殺人は、強盗犯のものではなかった。

つまり7人の中に犯人がいるということに、疑心暗鬼になる。

全てをかっさらうラストは衝撃的の一言。

ラストのどんでん返しはお気に入りです。

 

㉔麒麟の翼

とある殺人事件の被害者が、こだわった麒麟の翼像に隠された思い。


麒麟の翼 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ 

今作も嘘から始まる奇妙な巡りあわせ。

殺人事件の動機は少し悲しいものでした。

麒麟の翼と千羽鶴が何を表しているのか。

 

㉕新参者

人形町と人情がテーマの一風変わった作品。


新参者 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズ

短いストーリーが重なって、ある事件が解決に向かう。

今作でも、どんでん返しがしっかりと用意されている。

人形町に行ってみたくなる作品です。

 

㉖真夏の方程式

夏休みに起きた殺人事件と、その事件に巻き込まれてしまった少年。


真夏の方程式 (文春文庫)

湯川学のガリレオシリーズ

夏の旅館で起きた事件は、殺人か事故か。

真相が明らかになるにつれ、悲しさもある今作。

結末には驚きが待っています。

 

感想など

振り返ると26冊も読んでいました。

それも最近に読んだものがほとんどです。

とにかく一気に読みたくなる、描写が頭に浮かぶ文章ばかりです。

 

この中で特に面白かったのは、夢幻花、流星の絆、仮面山荘殺人事件です。

本にもレビューで点数がつけられていたりしますが、本の場合はあんまり他の人の点数はあてにならないかもしれません。

東野圭吾ファンは多いと思いますので、色々読んでみるとつながりも増えるのかもしれません。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。