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【山崎製パン】ヤマザキ春のパンまつりは、業績に貢献しているのかを決算書から調べてみる

【山崎製パン】ヤマザキ春のパンまつりは、業績に貢献しているのかを決算書から調べてみる

【山崎製パン】ヤマザキ春のパンまつりは、業績に貢献しているのかを決算書から調べてみる

ふと、思った思いつき企画で、春のパン祭りについて考えてみる

2月と言えばヤマザキ春のパンまつり!

ということで、今回は春のパン祭りが業績に影響をどれだけ与えているのかを考えてみます。

個人的には、春のパン祭りだから山崎製パンをたくさん買うので、業績に影響があると思って調べます。

使用するのは山崎製パン(証券コード2212)の決算短信です。

2020年の春のパン祭りのお皿も、最後に動画で紹介しています。

結論:あんまり貢献していないのかも

春のパン祭りとは 

既にご存知の方ばかりでしょうが、春のパン祭りとは山崎製パンが毎年行っている企画で、山崎製パンのパッケージにシールが貼ってあって、それを集めるというものです。

2020年でなんと40年の歴史があるようです。

www.yamazakipan.co.jp

25点分(年によって微妙に変わることもある)集めると、食器が必ず貰えます。

私は社会人になってから、この春のパン祭りにハマってほぼ毎年集めています。

今年はダブルソフトが2.5点分にダウングレードという、悲しい事件もありましたが、それでも25点分は簡単に集まりそうです。

この春のパン祭りの期間は2/1~4/30となっています。(北海道地区のみ3/1~5/31)

つまり、春のパン祭りのお皿目当てで、パンを購入する人が多いなら、その期間の売上が大きくなるのではというのが今回の趣旨です。(少なくとも自分はこの季節は、山崎製パンのパンをたくさん買います。)

 

決算短信から確認

山崎製パンは上場企業なので、財務諸表(PLやBS)をHPに公開しています。

www.yamazakipan.co.jp

今回は、4年分のPLを見て、その期間の売上が伸びているかをチェックしてみます。

山崎製パンは12月が決算月なので、4半期毎の開示のため、下記のような単位となります。

  • 1~3月
  • 4~6月
  • 7~9月
  • 10~12月

実際の開示は累計期間なので、第2四半期の発表では1月~6月の数値として出ています。

そこはエクセルなどで、差額を計算する必要があります。

また山崎製パンは連結決算であり、不二家やヴィ・ド・フランスなどが子会社として該当します。

この子会社の数値と山崎製パン単体の数値が、合算されているので、今回は単体ベースの数値を調べています。(春のパン祭りの影響を調べたいので)

以下がこの直近の4年間の四半期毎のデータとなります。

※これはデイリーヤマザキ分は含んでいません。

山崎製パン単体 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
2019 174,497 179,044 170,756 183,396
2018 174,505 176,870 166,444 180,258
2017 170,908 175,337 165,497 179,539
2016 169,189 172,319 161,755 175,617

 

これを見ると、4つに分けると、10~12月の売上が一番大きく、7~9月の売上が一番低いことが分かります。(次に売れているのが4~6月で、1~3月は第3位)

なぜ秋はパンが売れずに、冬に売れるのかはよくわかりません。

ちなみに今回の集計対象には、このような分類となっています。

①食パン

②菓子パン

③和菓子

④洋菓子

⑤調理パン・米飯類

⑥製菓・米菓・その他商品類

冬はクリスマスケーキの需要があるから伸びるのは、なんとなくの予想ですが、秋に少なくなるというのは不思議です。

春のパン祭りは2月~4月までなので(北海道は1ヶ月遅れだけどそんなに影響は大きくないと仮定)、1~3月の売上が大きいのかなと思っていましたが、そうでもないような気がします。

もちろん、最後に駆け込み需要もあるのかもしれません。

駆け込み需要というのは、例えば、4月の中旬に15点分たまっていたら、強引にあと10点分買うみたいなケースもあるでしょう。

しかし、これだけ見ると、あまりパン祭りの影響は大きくないのかもしれません。

ただ、これは春のパン祭りを止めてみないと、その影響というのは分かりません。

パン祭りで盛り上がっても、それ以上に冬の売上は大きいという可能性もありますし、世間ではパン祭りなんてどうでもいいと思われているという可能性もあるでしょう。

 

利益への影響

これまでは売上についてだけ考えましたが、利益にも影響があります。

パン祭り期間だからと言って、パンの値段が上がるわけではありません。

しかし、お皿をプレゼントする必要があるので、その分だけコストがかかっているのです。

つまり売上の数量と金額は伸びるのでしょうが、お皿のコスト分だけ費用がかかるので、利益率が悪くなっていると考えられます。(割れないお皿はそんなにお金かかってないでしょうが)

今回は利益面での数値は見ていないのですが、秋にも同じことをすれば売上は伸びても利益は伸びないという可能性があるでしょう。

もちろん、40年も続けているのだからプラスになっているのは間違いないでしょうが、意外とインパクトは小さいのかもしれません。

 

結果は予想とは異なっていたのですが、なんでもまずは調べてみるというスタンスがいいのかもしれません。

決算短信には数字だけでなく市況や概況についても語られていますが、春のパン祭りについては記載がないので、それほど決算上には影響がないとも考えられます。

いずれにしても、実際に数字を見てみると、物事の見え方も変わり、勉強になると感じた経理マンでした。


ヤマザキ バナナスペシャル 山崎製パン横浜工場製造品 ×3個セット

 

2020年のお皿はこんな感じです。

www.youtube.com

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。