ブロガーが参考にできる本の紹介を。
この本は9章から構成されている。
下記にそれぞれのまとめと、 20歳の自分に受けさせたい文章講義との違いを記載する。
はじめに
文章をうまく書きたいと思っているのに書けない場合は、うまく書きたいという意識が良くない。だからそれを取り除く。
①プロとアマチュアの決定的な差
読む人の立場で書くこと。誰に伝える文章なのか。誰が読む文章なのかを考える。
②文章は人を変えるために
どんな文章の種類だろうと、必ずタイトルをつけることができる。優れた文章とは、ひとつのことだけをわかりやすく書いていて、ストレートに言いたいことが伝わってくる。
「知らなかったことを知る」時に人はその文章が面白いと感じる。
だから文章を書くのは、人を変えるためである。
③客観的な文章は×
パブリックではなく、プライベートの考え方で書く。
独断も偏見もない文章はつまらない(独断と偏見という言葉自体使うべきでない)
世間ではどう言っているか知らないが、私は変(面白い)と思うものを見つける。
④直観が文章には大事
まず仮説が必要である。仮説なき調査は無駄。
何か変だなというストックが、文章を書くヒントになる。
⑤文章は言い切る
「断定するのは読者のため、断定しないのは自己弁護のため」(これ響く言葉です)
冒頭の一人称、文末の「思う」は不要
まず結論を書くべし。
時系列通りに書くことが、わかりやすさにつながるわけではない。
が(がのあとに読点)と書きたくなったら、マルを打つべし。
⑥文章は自己表現ではない
どううまく表現するかではなく、どの言葉を使わないかである。
※20歳の自分に受けさせたい文章講義にも、何を書くかではなく、何を書かないかであるという表現があった。
オリジナル幻想に囚われてはダメ、過去に作られた文章が土台になっている。
⑦直前に考えたことだけではダメ
通過点と着地点は決めるが、即興性も時に必要
⑧文章は肉体の作業
具体的なターゲットを決めて文章を書く。
※20歳の自分に受けさせたい文章講義にも、10年前の自分or特定のある人というターゲットが必要という部分があった。
文章を書くには体力が必要で、老人には向いていない。
落ち着いて書いてはいけないので、締切は有用なシステム。(ブログで言うと毎日更新を宣言するとそれが締切になる笑)
⑨踊りながら
文章を体から絞り出されるもの。
文章はみんなのものではないし、自己表現しなくてよい。
誰かに読んでもらうのが良いので、友達も作るべし。
とこんな感じの本です。
一部エッセイ的な書き方で、嫌いな人は嫌いな文体ですが、参考になる部分も多い。
結論を先に書くべしというのは社会人にも大いに参考になる!
やはり本のまとめは自分の思考の整理に役立つなぁと感じたので、これからもやっていきたい。