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【経理の転職】経理の転職は、色々なことをやってきたことをアピールすべき?

 

経理の転職は、色々なことをやってきたことをアピールすべき

【経理の転職】経理の転職は、色々なことをやってきたことをアピールすべき?

転職を経験した経理マンが、経理の転職について思うことを書きます。 

転職する時って、何が求められているのかを先に考えておく方が対策が立てやすいと思います。

自分も何もイメージを持たずに面接に臨み、結果として内定が出ましたが、もう少し様々な情報を持っていても良かったかなと感じました。

経理での転職と、営業での転職には、アピールポイントが違うのではと思い、その違いについて書いてみます。

結論:経理の転職では、色々なことをやってきたことをアピールすべき

前提

今からの話の前提は、経理のアシスタント(平社員)や主任・係長クラスをイメージしています。

課長や部長などのマネジメント層では、求められている能力が異なると思います。

また、私も転職を何度も経験しているわけでもないし、採用側に立ったこともありません。

あくまでも、参考程度としてください。

 

営業の転職との違い

営業と経理の転職の違いとして、経理には会計という絶対的なルールがあるということだ思います。

もちろん、営業の本質は、顧客に自社のモノ(サービス)を売るということに集約されるはずなので、営業も顧客満足というルールは存在します。

しかし、実際の営業方法というのは会社によっても異なると思います。

その点、経理では会計ルールに基づいて処理をするので、経理の方が転職の際に選択肢が多いような気がします。

 

以下、具体例を書いてみます。

例えば、日立製作所で営業として働いていた人が、転職するなら同じ業界であれば、力を最大限に発揮できる可能性が高いです。

上記の人が転職先に東芝を選べば、電機という分野での知識を生かすことができるでしょう。

日立製作所の営業の人が、別の業界であるスポーツ用品を扱うアシックスに転職しようとしても、現職での知識を生かすことは難しいと思います。(会社の規模等はいったん無視します)

つまり、営業の転職の場合、現職の会社の業界というものが、選択肢を少なくする可能性があると思います。

もちろん、異業界だろうが、その会社で高い成果を出しており、その手法が再現性が高いものであるならば、どんな業界にも転職できるはずですが。

 

一方で、経理は会計というルールがあるので、基本的には色んな業界で活躍ができると思います。

もちろん、メーカーから商社とか、サービスからメーカーというような転職よりも、メーカーからメーカーというように同じ分野で転職する方が求められているものは同じなので、上手くいく可能性が高いとは思います。

上記の例で言えば、日立製作所から東芝へ転職する方が、業界の知識がある分だけ早く馴染める可能性は高いです。

となると、経理ではどのような経験が求められるかというと、それは一概には言えませんが、色々なことをやっていることはプラスになると思います。

 

そもそも、転職者というのは、新卒とは異なり、ポテンシャル採用ではなく、入社日から活躍できるような人材が求められます。

何でも知っていて当然とまでは言わないまでも、今までの経験を買って入社してもらうわけです。

なので、様々な経験をアピールすべきだと思います。

もちろん、経理にも、中期経営計画(管理会計)を作る企画的な部分だったり、資金繰りなどを担当する部分、税務などの部分、開示関係の財務会計の部分など、ある程度の棲み分けはあります。

その中で、完全にマッチする人材というのは少ないと思います。

例えば、あるメーカーが国際税務の人材を募集していて、同業他社の国際税務の担当者が応募してくる可能性は低いと思います。

どこかの部分は、ある種妥協して内定を出すと思います。

 

では何が必要か

現在、経理部門にいて、いつか転職するかもしれない人は、ジョブローテーションを経験すべきだと思います。

これは経理から営業という意味ではなく、同じ経理内で違う仕事をする機会を作るべきという意味です。

例えば、今まで財務会計に従事しているなら、税務部門に担当を変えてもらうなどです。

大きい会社になるほど、一つの仕事に特化しがちです。

例えば、経理の中の固定資産管理が担当で、そのほかの仕事の経験がないというケースが、大企業にはありがちです。

その場合、転職しようとしても、同じポジションでしか採用の可能性がないかもしれません。

転職はほとんどタイミングなので、たまたまそのポジションがあれば、内定が出るでしょうが、なるべく選択肢は多い方がいいのではと思います。

そのためには、様々な仕事を経験することで、その来るべきチャンスを増やした方がいいのかなと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。